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飲み過ぎと食べ過ぎ、走り過ぎ鍛え過ぎ
普段は少食なのですが、先日久しぶりに食欲が湧いて思わず食べ過ぎてしまいました。
なぜ食べ過ぎてしまったのかというと、その前日に酒を飲み過ぎてしまっていたからです。
僕は酒を飲むときにあまり食事を摂らず、その時はイカの塩辛と湯豆腐をちょびちょびとつまみながら日本酒を延々と飲み進めていました。
それが原因だったのか、翌日になると急に食欲が湧いてきてしまい、高たんぱくなおかずと白いご飯を過剰に欲することとなったのです。
そしてその日は食べ過ぎたことによって酒を飲みたい気持ちにはならず、計らずとも禁酒することになったのです。
ちょうど酒を控えなければいけないと思っていた頃だったので、思わぬかたちでその目的が達成されたことになります。これからしばらくは酒を飲みたくなる前にたくさん食べてしまえば酒を控えることができます。
思えば、僕は意志が弱い人間なので、こういった方法で何かを辞めることがよくあります。依存してしまい辞められなくなっていたことを、別の何かにハマることで苦労なく辞めるのです。
本を読むことが好きなので基本的に毎日の様に読書をして過ごしていますが、寒い冬などは特に部屋から出たくない気持ちも重なり、本ばかり読んで運動不足になりがちです。
そんな時はジョギングを3日~4日くらい無理して続けてみることにしています。3日連続でジョギングをすると身体が慣れてくるだけでなく、「せっかく3日連続で頑張ったのに、ここで辞めるのはもったいない」という心理が働き、ジョギングをしない選択をしたくなくなるのです。
そして4日以上継続してからはジョギングにも快楽が伴うようになり、時々「ランナーズハイ」と呼ばれる高揚感も感じることができるようになります。
こうして本ばかり読んで運動不足なっていた身体も活力を取り戻し、今度はジョギングをする距離をもっと延ばしたい欲が出てくるようになります。
そうなると今度はジョギングに時間を要し過ぎるようになってしまいます。仕事をしながら忙しい日々の合間にするには、ジョギングに時間を掛け過ぎてしまっているのです。
そこで、今度は運動の種類をジョギングから筋トレに変更することにします。筋トレならば自宅ですることができて、時間もジョギングに比べて短時間で済みます。
筋トレを行う時も、まずは3日~4日を目安に連続で実施することを自分に課して実行します。3日くらい頑張ってみると、心地よい筋肉痛や3日前よりは少し逞しくなった身体から、筋トレの効能を実感できるようになります。
こうして今度は筋トレを毎日続けるようになり、ジョギングで費やしてしまっていた時間を取り戻すことができるのです。
この様に何かを辞めたい時は別の何かを始めることで、何とかバランスを取りながら生活をしてきています。
ジョギングを継続するのも筋トレを毎日実施するのも、「習慣化」と言えば聞こえはいいですが、これはジョギングと筋トレがもたらしてくれる快楽に依存しているだけです。
自分は意志が弱くて何かに依存しやすいという自覚がある人は、その弱さを利用してみることをおすすめします。
辞められなくなってしまっても責任を取ることはできませんが。