心理学ガチ勢が考える集中の極意:FPSも強くなるかもよ
集中力について
集中力には段階的集中力と局所的集中力がある。段階的集中力は勉強をする時などのように徐々に集中力が高まっていくものである。逆に局所的集中力は事故に遭いそうになった時に全てがスローに見えるような形の集中力である。
局所的集中力というのは自分を取り巻く環境次第によって発生したり発生しなかったりするのでどちらかというと非選択的である。一方で段階的集中力は選択可能なものである。
心理学では集中力のことを選択的意識と表される。すなわち自分が意識を向けたいと思ったものに意識を向けられるかということだ。
この集中力には2つの見方があると僕は考える。それは一つ目に意識を操作する力、二つ目に対象への意識の強さである。
一般的に集中力と呼ばれるのは2つ目の方だろう。スポーツをしている時に周りのことが気にならなくなるような時の集中力だ。
そして、その方法についても言及される事があまりない
例えば一つ目の集中力に関してはこれまでに様々な方法が提示されており、その一つにマインドフルネスなどがある。
これは身体内の感覚(呼吸や心臓の音など)に意識を集中させ、徐々に外部(足の感覚⇨目の前のものや流れる音楽へ、みたいな感じ)へと意識を移行させていく。
そうする事で意識の操作能力を高めていくのである。
2つ目の集中力はどのように高めるのだろうか。少し考えてみた。
FPSゲームが上手い人は視覚的集中のスタビリティーが高いとされている。
つまり敵が目の前に現れた時、当然その敵を見るわけだが、上手い人は下手な人よりも敵を見ている最中視線がズレづらい。
集中力の強さというのはそれに似ているように思える。
人は何かに集中している時に必ず他の情報が入ってきて意識はブレてしまう。2つ目の集中力が高い人はやはりそのブレが小さいのだ。
この状態に持っていくにはどうしたらいいか、今適当に考えてみて頭に浮かんだ一つの方法は「枠組みを作りその内であれば自由に意識を移行できるようにする」だ。
例えば紙の上に書いた点を見つめるとしよう。
その点が小さければ小さいほどそこに意識を集中させるのは難しく且つ維持するのも難しい(点以外のものの方が刺激が強いため)。
逆にその点が大きければ大きいほど集中しやすく外部の情報への意識の分散も小さくなる。
これは意識を集中させるには刺激の強さが非常に重要であるということが原因にある。
例えば沢山の音の中から際立って大きな音に集中することは非常に簡単である。
だが、逆に沢山の大きな音の中から際立って小さな音に集中することはとても難しい。
これを「極めて小さな音に集中すると同時に、それに関連する音もひとまとめにして集中することでカバーしよう!」というのが僕の即席の案だ。
例えばFPSゲームでヘッドショットを狙いたくて頭だけに視線を集中させると、視線の分散が激しくなり頭の横にズレる形で弾が飛んでしまい、結果として敵を倒すのに時間がかかったりする。
頭だけに集中するのではなく胴体、手、足など、敵の身体全体に視線を配る事で弾が飛び散る場所を敵の身体に収めることができ、頭を狙うよりむしろ早く敵を倒せる。
人間の視線は必ずブレる。それを避けることはできない。しかしそのブレる場所を敵の身体に収まるように工夫することで結果的に頭という小さな対象を狙うよりも遥かに早く敵を倒せるのだ。
これは物事に集中する時も同じだ。英単語帳で暗記するのに集中したいけど、集中しきれなくて捗らないというのなら、英単語だけでなくそれに関連する英文が書かれた単語帳を使うことにより、集中すべき対象の範囲を広げ、周りの人の声や出来事によって意識が分散しづらいくなるように工夫する。そうすると単語帳にだけ集中していた時は周りに気を取られて全然記憶できなかったものが、意識が分散したとしても英語に関連する情報に気が散っただけで済むので結果的に前者よりも捗る。
英作文の練習———————————————————
もし物事に集中するのが困難だと感じたら、それに関連する物事によってターゲットを拡大することをお勧めします。
それはターゲットが大きければ大きいほど集中しやすいからです
We concentration difficult against things of smaller, if we feel that, i recommend to expanding target by associative things.
Because, larger target is, easier that we can concentration it.
問答メモ-----------------------------------------------
集中力とは何か
a-意識を一極集中させ他の一切の情報を遮断できている状態。
その状態は如何なる時に発生するか
a-1,危険を感じた時、2,ある事柄について深く考える時、3,興奮状態の時、
それはどのような原理か。
a-これも今頭に浮かんだ推測だが、1は視覚野や聴覚野などような感覚器に要する脳部位が活発に働く。2は主に前頭前野や海馬等のような記憶や言語そしてそれを統合する部位が活発化する。3は大脳辺縁系にある帯状回と側坐核が活発化し扁桃体の働きが抑制される。このことにより過度な興奮上状態と強い快感、不快感への鈍感さが生まれる。他の集中とは多少違い、物事に集中するというよりは自分の快感等に集中するとも言える。若干趣旨と違うので今後は言及しない。
どのような過程を経て集中に至るか。
a-ギターの弦で例える。1はギターの弦を強く弾いた時に起きる。2はギターの弦を長く弾いた時に起きる。
それはつまりどういったことを表すか
a-集中力には段階的に強くなる集中力と、局所的に一気に集中力が高まる両方がある。つまりある事柄について考えている時は段階的に強化される集中力、ある危険を感じた時は局所的な集中力である。
更に何を表すか
a-上に述べたように局所的集中力は感覚器とそれに関する機関が活発化し、段階的集中力は前頭前野などのような概念を扱う部位が活発する。スポーツでゾーンという言葉があるがこれは上の両方が掛け合わされた時に発生するのではないかと考える。考えてみると危険な状態で概念的に考えるというのは正に極限的だ。スポーツではそういった状態に至りうる状況が多くある。
方法
a-局所的集中が非選択的であるとすれば、段階的集中力は選択的である。選択的な集中力は心理学で選択的意識と言われる。これに代表されるものにカクテルパーティー効果がある。マインドフルネスでは身体内の感覚に集中することから始め、最終的に外部情報へと意識を移行していき、段階的に意識を集中させる事物を選択できるようにしていくことで選択可能性を高めていく方法を取っている。集中というのは意識のスタビリティーである。意識を何かに集中させているつもりでも実際には意識はあらゆる点に移っている。例えば何か一点を見つめようとしても精密に解析すると微妙に凝視する対象から視線はずれ続けている。高い集中力というのはその微笑のズレを極限まで小さくすることである。
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