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叱るだけでは解決しない?~行動分析学で子育てのモヤモヤを解消!~

「何度言っても聞かない!」
「また同じことの繰り返し…」

子育てって本当に大変ですよね。
かわいい我が子も、時には手を焼くような行動をとることもあります。

そんな時、ついカッとなって叱ってしまうこと、ありますよね。

でも、叱れば叱るほど、子どもの問題行動がエスカレートするように感じたことはありませんか?

もしかしたら、その原因は行動分析学の視点から説明できるかもしれません。

このnote記事は、叱っても叱っても問題行動が治らない、子供や児童・生徒、部下を持つ、保護者、教員、上司の皆さんに役に立つ内容が満載です。

あなたがこのnoteで学んだことを実践して、子供や児童・生徒、部下との新しい関係性への一歩を踏み出しましょう!

行動分析学ってどんな学問?

行動分析学って、ちょっと難しい名前ですよね。
簡単に言うと、
**「なんで人ってこんな行動をするんだろう?」**
という疑問を、客観的なデータをもとに、行動の原因と結果を分析する学問なんです。

行動分析学で見る子育ての仕組み

行動分析学では、行動きっかけ結果の3つに着目します。

  • 行動: 子どもが起こした行動

  • きっかけ: 行動の前に起こった出来事

  • 結果: 行動の後に起こった出来事

そして、行動とその結果の関係性を分析することで、行動の裏にある理由が見えてくるんです。

なぜ叱ると悪循環に?

行動分析学の視点から見ると、叱るという行為が、子どもの問題行動を強化している可能性があります。

例えば、子どもが友達のおもちゃを取ってしまったとします。
この時、親が子どもを叱ると、子どもは親の注目を浴びることができます。

普段、親に構ってもらえない子どもにとって、親の注目を浴びることはご褒美(行動を強化する要因)となり、
おもちゃを取るという行動が強化されてしまうのです。

負の強化って何?

負の強化という現象も、問題行動のエスカレートに関わっている可能性があります。
負の強化とは、嫌な状況から逃れるためにある行動をすることです。

例えば、子どもが宿題をしたくないとします。
この時、親が「宿題をしなさい!」と強く言うと、
子どもは嫌な気持ちになります。

でも、子どもが「お腹が痛い」などと言って宿題を拒否すると、
親は「仕方ないわね」と宿題を諦めます。

すると、子どもは宿題をするという嫌な状況から逃れることができ、
「お腹が痛い」と言う行動が強化されるのです。

行動分析学に基づいた子育てのヒント

では、どうすれば、叱ることで問題行動がエスカレートする状況を改善できるのでしょうか?

行動分析学に基づいた子育てのヒントをいくつかご紹介します。

1.問題行動の裏にある気持ちを理解する

まずは、子どもの問題行動の裏にある気持ちを理解することが大切です。

子どもは、何か満たされない気持ち伝えたい気持ちがあって、問題行動を起こしている可能性があります。

子どもの話をよく聞き、気持ちに寄り添うことで、原因が見えてくるかもしれません。

2.良い行動をたくさん褒める

問題行動を減らすためには、良い行動を積極的に褒めることが大切です。

子どもが良い行動をした時に、具体的に褒めることで、
子どもは「この行動は良いことなんだ」と認識し、
良い行動を繰り返すようになります。

3.問題行動への対応を工夫する

問題行動に対しては、感情的に叱るのではなく、冷静に対応することが大切です。

まずは、子どもの気持ちを受け止め共感する姿勢を示しましょう。
そして、問題行動の代わりとなる行動を提案し、良い行動に繋げるように促します。

4.パパママで協力する

子育てにおいて、パパママの協力は非常に重要です。

どちらか一方だけに負担がかかると、心に余裕がなくなり、子どもにも優しく接することが難しくなります。
二人で協力して、子育てを楽しみましょう。

【大切なこと】

・みんな違って当たり前: 子どもの個性はそれぞれ違います。
・専門家のサポートも: 困った時は、専門家(お医者さんやカウンセラーさんなど)に相談しましょう。
文化も大切に: それぞれの家庭の文化や価値観も大切にしましょう。

【最後に】

子育ては、大変なこともたくさんありますが、喜びもたくさんあります。
行動分析学は、子育てをサポートする一つの方法です。

この情報を参考に、あなたらしい子育てを見つけてくださいね。
あなたの子育てが、笑顔で溢れるものとなるよう、心から応援しています!

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