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人生で面白かった本ベスト100 【1】『ぼきわんが、来る』

随所にミステリ的叙述トリックがあり、それが超絶効果的に恐怖感を高めまくっている。これは新ジャンル「ミステリ×ホラー」。

謎の解決にもミステリ要素はあったけど、それ以上に叙述がすごい!!とくに第一章がすさまじい完成度。「ぼぎわん」が他人の声を真似できる、という設定がとてつもなく生かされている。

本を読んでて恐怖で背筋に鳥肌が立ったのは人生初かも。『ほの暗い水の底から』のラスト恐怖シーンに匹敵するすごみがあった。

あと三章が唐突に「寺生まれのTさん」になってるのが草。読後感よし!!


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