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CIA

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#料理

CIA Vol.1

CIA Vol.1

**なぜアメリカ?**

料理を学びに行くと思えば、普通はフランスか日本、イタリアだろう
僕も同じことを言うに違いない(笑)

料理業界には3大料理学校と呼ばれるものがある
料理界の東大 辻調理師専門学校
料理界のソルボンヌ コルドン・ブルー
そして料理界のハーバード The Culinary Institute of America (以下CIA略)

そもそも、なぜ日本の料理学校に行かなかった

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CIA Vol.2

CIA Vol.2

**スパイじゃないよ! **CIAは、一般的に料理大学としての通称で有名だ。
2年生と4年生を選択ができ、最初2年生で入学し途中で4年生に変更も可能だ
4年生を卒業すれば、飲食を扱う学校としては珍しく大卒の資格が取れる。

早く現場に出たかった僕は2年生を卒業した。
4年生の後半2年は主に座学で、スペイン語やフランス語などもう1ヶ国語学ばなければいけかったりもする。

Culinary Arts(

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CIA Vol.3

CIA Vol.3

下っ端時代の大切さ、意味...プロとして、料理=仕事に関しては、古いと思われるかもしれないが根性論で生きている

The NoMadで始まったインターンの日々
メルティングポットと呼ばれるように、様々な人種が入り混じった、ここニューヨークでは日本人も珍しくない。

料理は特別な日を除き、アラカルトのみ。
全体で約150席ほどあり、ホテルのルームサービスと並行しながらランチは約550人、ディナーは約

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CIA Vol.4

CIA Vol.4

不器用な生き方...

毎朝恒例のアイスバスの用意という筋トレを1人で引きずる事なく5分ほどで終わらせる事が出来るようになるころ
与えられた仕事をやり直しも無く、自ら仕事をとりに行き、他の部門のシェフたちのアシストもできるようになっていた

その頃、キッチンのシェフたち、仲間たちに変化が訪れた。
名前で呼んでくれるようになったのだ。

それまでは、「garbage」「scum」と名前どころか相手に

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CIA Vol.5

CIA Vol.5

料理を創るということ...2年生AOSを卒業すると1年のワーキングビザ
4年生BPSを卒業すると2年のワーキングビザがもらえる

2013年、僕が卒業を迎えた時代は卒業生のうちレストランへ就職するものは60%ほどだった。

アメリカという国は国土だけじゃなく、考え方も広大で縛られてなく、自由な発想と面白さが特徴だ
セレブの専属シェフ
食の研究者(博士)
TVタレント
コンサルタント
第一次産業への

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CIA Vol.6

CIA Vol.6

卒業...

学生は校内の購買から食材、調味料を激安で買うことができる。
ジャガイモや人参のシャトーの練習に何キロも買ったのが懐かしい...
練習後の大量のジャガイモと人参を食べるのが、まぁ大変だった...
肉無し肉じゃが
パイユ
グラタン
グラッセ
マッシュポテト
ジャガイモと人参だけのパイ包み etc...

2年生の食事は、後輩が授業で作った料理を食べる 
授業の数だけ食べれるクラスがあり、

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