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ケンカしてしまった時 言いにくいことを上手に伝える会話術 アサーティブコミュニケーション

こんにちは。
心のセルフケアラボ、サリューナです。

みなさんは、自分はコミュニケーションスキルが高いと思いますか?
私はコミュニケーションスキルに自信はありません。
でも、そもそもコミュニケーションスキルってなんでしょう…。

私はあるイタリア人に

「コミュニケーションってスキルとかいらなくない? コミュニケーションはツールでスキルじゃない。」

と言われて衝撃的だったことを覚えています。
さすがイタリア人。
根底から日本人とは違う生き物だと痛感しました。

確かに言われてみれば、コミュニケーションするのって動物として普通に持っている生活ツール。
犬だって犬同士コミュニケーションしてるし、多分ボラも。

だから子供も生まれて繁殖してるし…。

だからスキルとかじゃなくて元々身について生まれてくる機能なんじゃないか。

そう思ってから

じゃあなんで人にうまく自己主張できる人がいるんだろう。

という疑問が湧きました。

例えば営業マン、お笑い芸人、ライバー、弁護士..

コミュニケーションIQ高そう。

そう思いませんか?

そして、人間関係に悩んできた私はいつもこうでした。

  • 自分の主張が基本できない

  • お願いができない

  • 自己主張する時はもう溜まり込んでいるので爆発する

  • 言い方が下手なので相手を不快にする

  • 相手の指摘で傷つく


だから、仕事の上司には好かれないしパートナーシップもうまくいきませんでした。

特に近い関係になればなるほどこじらせていました。

そこで出会ったのが、アサーティブコミュニケーションです。

アサーティブ(assertive)は、「自信があること」「積極的な」といった意味の言葉です。

コミュニケーションをとる双方がアサーティブな状態で交流し、お互いがウィンウィンな関係になるような意見交換を理想としています。

これだ!!

と思い、猛勉強を開始。

アサーティブコミュニケーションには四つの大きな柱があります。

「誠実」「率直」「対等」「自己責任」

です。

誠実・・・自分にも相手にも嘘を言わない誠意ある態度。相手と意見が違っても反論したり我慢したりせず、相手の意見を受け止めつつ自分の考えをしっかりと伝えます。

率直・・・自分の気持ちを隠さないでストレートに言うことが大切です。他の人の意見を加えたり回りくどく言うと、相手に伝わりにくくなります。主語は基本的に「私」として「私はこう思っています」「私は悲しいです」と正直に主張し、相手を批判するのを避けます。

対等・・・相手と対等な立場で意見を言い合うのが重要です。言葉を選んでいても心の中で相手を見下していると、それは相手にも伝わるものです。相手に対して攻撃的か消極的になったりせず、態度でも心の中でも対等に向き合います。

自己責任・・・結果に対する全責任を相手へ押し付けるのは対等ではありません。結果に対して不満があったとしても自分にもしたことへの責任や、逆にしなかったことへの責任があるという自覚を持つことが重要です。

私はこれを知ってから
二人の人との難しいコミュニケーションの場面でこの方法を試しました。

一人はケンカした長年の友人。
もう一人は仕事関係の人。

特に私が苦手だったのが、

自分の気持ちを表現すること(率直)と相手のせいにしないこと(自己責任)です。

自分が被害者だと思うと、相手に責任を追求したくなります。

そして、

あなたはこれをしたとか、あなたが言ったからとか

自分が主語ではなく

相手が主語になった発言をしてしまいます。

そうしないためにこの四つの柱を意識して

どうするかは相手の自由だと伝えた上で

相手にしてほしいことや自分がこうしたいということを

ストレートに伝えました。

自分が不足しているところを言いつつ、
自分がその時どう思ったかを正直に伝えました。

とても恐かったし、不安でたまりませんでした。

でも、やってみたら意外とあっさり。

相手は冷静な態度で接してくれました。

相手のことも尊重し(対等)でも自分の思いを率直に話すことで

相手の尊厳を傷つけず、状況を変えることができました。

これ以来、私は


自己主張=我を通すこと


という考えが間違っていたのだとわかりました。

自分の意見を言う

でもそれで相手がどう動くかは相手の自由

だからそこに強制力はないし、対等でいられます。


これを知って以来、自己表現を大切にできるようになりました。

悲しいとか、傷ついたとか

自分が感じていることを否定したりなかったことにしたりしなくなりました。

それによって人のことをもっと好きになれるようになりました。

相手のことも大切に思えるようになりました。

みなさんも試してみてください。
いつも応援しています。

サリューナ


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