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そるとのねこエッセイ

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ノンフィクションのねこエッセイ。仮名は、長女"あねこ"、次女"いもこ"、長男(末っ子)"くり坊"です。外猫の"しまこ"も。
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2022年10月の記事一覧

野良子猫と家族になって5日 おこりんぼの記録

1日目はずっとギャン鳴きしていたが、5日目の今日はおもちゃで遊んでくれた。 これも、ひとえにくり坊の順応力の高さのお陰だ。 くり坊は、ずっとギャンギャン鳴いて、毛づくろいやご飯を食べる時も「うにゃうにゃ」言っちゃう、愉快なぼっちゃんだよ。 ▶うちの子になるまでの経緯 1日目。獣医さんに連れて行った日。 シャーシャーのギャン鳴き。いつ寝ているのかも分からない。 隔離部屋に入ってもらっているから眠れたものの、同じフロアの長女猫あねこは、なんだか眠りにくそう。 ご飯ト

行き場のない子猫がうちの子になるようだ

昨日、捕獲機に野良猫が1匹が入った、と連絡がきた。 近所に不妊・去勢手術をし終えていない猫がおり、毎年子供を産み、野良猫の数が増えている。 そこで、捕獲機を設置して、TNR*しようとしていた。 うちのガレージに、捕獲機に入った子猫が1匹連れられてきた。 不妊・去勢手術をできるような月齢ではない。そして、兄弟がいたはずなのに、1匹だけ捕獲されたようだ。 里親募集をする際も、兄弟一緒の方が良いと思う。一旦は、親と兄弟がいる場所へリリースするのではないかと思った。そもそも

捨て猫が世界一かわいいねこになるまで

コロナ禍が始まった年の初夏、母はわたしにこう言った。 「ねこを引き取りたい」 「そんなアホな」 命っていうものは重くて、引き取るにはそれなりの心構えが必要だ。 夜鳴きしたり、家の中をぐちゃぐちゃにしたり、家を留守にしづらくなる。楽しいことばかりではない。 今はコロナ禍だからそういう気持ちになるかもしれない。が、終わったらどうする? その時のねこ、あねこは、今、わたしの横で幸せそうに寝てる。 * あねこは、捨て猫だった。 街猫活動の場所で、段ボール箱に入って捨

世界一キュートなねこ はじめてのおうち暮らし(2/2)

わたしはヒステリックになってしまいました。 ケージの中で震えるいもこを背にして仕事をし、同じ部屋で寝ていたわたし。 今思うと、距離が近すぎたのです。 ▶前回のおはなし。出会い~トライアル開始まで。 トライアルが開始した当初、いもこはケージの隅で微動だにしませんでした。その場でブルブルと小刻みには震えてはいたけれど。 眠る素振りさえありません。 毛づくろいもしないし、ご飯も食べないし、水も飲まないし、トイレもしない。 部屋の構成上、同じ部屋で在宅勤務をせざるをえな

世界一キュートなねこ ふるえる出逢い(1/2)

ねこを家族にして少し経つと、「2匹目も譲り受けたい」と思ってしまったのは、わたしの家族だけでしょうか? 1匹目のあねこと暮らして1年経つと、自然と「次の子……」という感じになって、何気なくネット検索をし始めました。 でも、Google検索しても、あまりひっかからないんですよね! びっくりしました。どこかに譲渡会情報はあるはずなのに……。 今となって分かるのは、わたしの地域の保護猫ボランティアやNPOの方はInstagramが主戦場であること。 なんとかインスタアカウ

プリティなおばあちゃん猫 地域猫として生きるリアル

しまこは、キジ白のかぎしっぽ、うちの庭にやってくる、さくら猫*の地域猫だ。 *避妊去勢手術済で、耳先をさくらの花びらの形にカットした猫 おめめはヘーゼル、体格は小柄で、年齢不詳のプリティな雰囲気。 ではあるが、ご近所さんの話によると、何度も出産を繰り返している「おばあちゃん」らしい。 小さい頃から何度も出産を繰り返すと、からだが小さいままで育たない、と聞いたことある。 猫の交尾の成功率は100%。 1年に2~3回の出産が可能だ。 避妊手術を終えて、さくら猫となる