虎に翼126話(重遠の孫)
美雪再犯
朋一家具職人に転生
(虚業から実業へ)
・・・・・
桂場「開廷します」
よね「論点は誰の目から見ても分かりきっていますので回りくどい前置きはしません。
刑法第200条、尊属殺の重罰規定は明らかな憲法違反です。
昭和25年に言い渡された刑法第200条の最高裁合憲判決。
その基本的な理由となるのは人類普遍の道徳原理。
はて?
本件において
道徳の原理を踏みにじったのは誰か?
尊属である父を殺した被告人ですか?
それとも 家族に日常的に暴力を振るい 妻に逃げられ 娘を強姦し続け 子を産ませ、結婚を阻止するために 娘を監禁した 被害者である父親ですか?
暴力行為だけでも許し難いのに 背徳行為を重ね 畜生道に落ちた父親でも 彼を尊属として保護し、子ども である被告人は 服従と 従順な女体であることを 要求されるのでしょうか?‼︎
それが 人類普遍の道徳原理 ならばこの社会と我々も 畜生道に墜ちたと言わざるをえない。
憲法 第14条は「すべての国民が法の下に平等である」とし
第13条には「すべての国民は個人として尊重される」とある。
本件は愛する人と出会った被告人が全ての権利を取り戻そうとした際 父親から 監禁と暴力による妨害を受けた結果であります。
当然、正当防衛 もしくは過剰防衛に該当する。
もし今もなお 尊属殺の重罰規定が憲法 第14条に違反しないものとするならば・・・。
無力な憲法を 無力な司法を 無力なこの社会を 嘆かざるをえない!
著しく正義に反した原判決は 破棄されるべきです。
以上です」
(よねの正論に、大法廷はどう応える?)
光
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