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『ちょっといい』セーターはいいぞの話

寒い日々が続きますが、その中にも微かに、でも確かに春の気配を感じる時期になってきましたね。
強い南風だったり、春雷だったり……花粉だったり、花粉だったり。
例年だとこれくらいの時期って「もう冬服はこりごりだよ~!早く春服が着たいよ~!」と喚いているような時期なのですが、今年に限ってはちょっと違う私です。
というのも、今シーズンは冬服入れ替えに大成功したのです。
ワードローブの服がとってもお気に入り。だからそれが着られなくなることがちょっと惜しく感じちゃっています。

ここ数年、冬服はセーター+厚手のボトムスのワンツーコーデで固定しています。温かいし、どう組み合わせてもそこそこ様になる仕様。
で、ボトムスはわりとシーズンフリーなもの(今はとにかくGUのフレアパンツシリーズばっかり着てます)を選んでいるため、冬服を冬服たらしめるものはとにかくセーター。セーターありきの冬服です。
去年はcocaのヤク風Vネックセーターがとにかくお気に入りでした。ほぼこれしか着てなかったくらい。
しかしこのセーター、生地の傷みが非常に早く…金額を考えればワンシーズン使い倒しが正しい使用法だなとは思いながらも、まだまだ着たいのに劣化が…と大変歯痒い思いをしました。
そして決めたのです。「今シーズンは『ちょっといい』セーターを買うぞ!」と。


:『ちょっといい』服ってなんだ?

さて、『ちょっといい』服ってどんな服でしょうか。

  • ブランド

  • デザイン性

  • コンセプト

  • 縫製

  • 素材

その定義は人によって違いがあると思います。
そのすべてを複合的に兼ね備えた服こそがほんとうの意味で『良い』服なのでしょうが、そこにそびえ立つのはお金の問題。一般庶民…どころかもう少し潜っているであろう私の金銭事情では、そんなハイクラスお洋服を買うことなど不可能でして。

限られた予算の中で、自分比『ちょっといい』服を選ぶために、私は素材を重視することにしました。


:『ちょっといい』セーターを探そう

セーターの話に戻りまして。

『ちょっといい』素材のセーター。ともするとやっぱり天然繊維のものかなと私は思います。
もちろん化学繊維を否定するわけではありません。なにせ去年愛用していたヤク風セーター、本当に着心地が良かったのです。手触りも最高だったし、何よりも軽くて肩が凝らない。『軽さ』って化繊のメリットですよね。
しかしやはり劣化は早い。ヘビーローテーションで回していれば尚更。そこはやはり割り切る部分なのかなと。
その点、ウール等の天然繊維って手入れさえきちんとしていれば長く保たせられるなという印象があります。

で、またもやお金の話になってしまうのですが、天然繊維の服ってまた…高いんですよね…
この壁をどうやって越えようかと考えると、たどり着く答えは…古着から探すこと。
古着って『ちょっといい』服に当てはまるのか。そのあたりの価値観は人によって違いがあると思いますが。私としては、天然素材かつ状態の良いものであればGOサインを出します。今までは他の誰かの持ち物でも、これからうちの子になっていけば良いのです。愛着なんて一緒に過ごす時が長いほどに湧くものですからね!
…といった感じで、素材と状態を吟味しつつ古着からお洋服を探す…といった買い方をよく行っています。同じ予算で買うのであれば、ファストブランドで新品を買うよりこの買い方のほうが長く使えるお洋服に出会えたりするんですよね。


:今シーズン大活躍中のセーターたち

というわけで本編です。前置きがながーい。
今シーズン購入し愛用している『ちょっといい』セーター3選です。
なお、前述の通り全て古着のため、ブランド等不明となっています。そうです、この記事は「買い物の参考には全くならないけど私のお気に入りを見ていってくれ!自慢させてくれ!」という自己満足極み記事なのです!


アイボリーのローゲージセーター。
全体的にリブ編みになっていて、かなりざっくりとしたセーターです。
サイズはジャスト+αくらい。しっかり伸ばせばお尻半分くらいまではあります。
ウール100%のセーターを久しぶりに買ったので首元のチクチク感を心配したのですが、そこまで刺激もなくて安心でした。
ラグランスリーブといい裾が窄まったデザインといい、全体的にスウェットライクなシルエットなので、カジュアルになりすぎないように気をつけながらコーディネートを組んでいます。


明るいグレージュのショート丈セーター。
カシミヤが少し入っているからか、肌触りが非常に良い。3着の中だとこれが一番良く着ているかも。触り心地というのは服においてかなり重要なのかもしれません。
丈が短い上にサイドに10センチ程度のスリットがあるため、腕を上げるとインナーが見える可能性があるので気をつけています。

トップスはセーターのみをコーデ組みの基本形としてはいますが、
このセーターは長めの白シャツと重ね着したりもします。
お腹が目立たないのも良い(重要)。


全体的に太リブデザインのロング丈セーター。
素材が化繊と混合ではあるものの、3着の中では一番温かい気がします。首やお尻が隠れるからかな?ヤクウールっぽい質感がとても好み。
袖も指先よりさらに長いので普段は折り返して着ていますが、寒い日は萌え袖にしてアームウォーマー代わりにしています…アームウォーマー流行ったし。ありよりのあり。
モックネックなので、買ったばかりの頃は首が少しチクチクして辛いこともありました。その時はシャツでカバーして難を逃れましたが、今となっては慣れちゃったな…


:バランスよく服選びしたいね

以上3着が今シーズンに購入した、個人的『ちょっといい』セーターたちです。どれもとってもお気に入り。
…しかし、今シーズンスタメンには、ここには登場していないセーターがいるのです…それは、

cocaのヤク風クルーネックセーターです!

…さっきまでの話はなんだったんだよ!と言いたいところですが、散々書いたようにこのセーターは本当に着心地が良いのです。
どうしてもブラウンの『ちょっといい』セーターが見つからなかったということもあり、今年はクルーネックのブラウンを購入しました。
そしてこれもめちゃくちゃよく着ています。最初からワンシーズンで使い倒す気持ちで買っているからか「ちょっとくらい雑に扱ってもいいや」という気楽な気持ちで着られるところも…正直魅力であり、まさに普段着に『ちょうどいい』セーターです。

服というものは着てこそ意味があるものだと思っています。
どんなに良い服でも着なければ服としての意味は無いし、ファストブランドの服でも愛着さえあれば毎日楽しく過ごせます。だって自分自身が、悩んで迷って吟味して選び抜いたものですから。

『ちょっといい』服と『ちょうどいい』服、予算が限られているからこそ、バランスよく選んでファッションを楽しみたいですね。


もう春も間近というのに、セーターについて熱く語ってしまいました…このスタメンくんたちがシーズンオフになってしまうのが本当に寂しい。
春服も吟味に吟味を重ねて、愛着の湧くワードローブを作っていけたら良いな!




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