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ほんとうにあったお話を読んでみよう 〜おすすめのノンフィクション絵本と児童書〜
こんにちは桜です。
突然ですがみなさんはノンフィクションの本、読んでいますか?あまり親しみがないなんてお子さんも多いかも。でも読んでみると流石ほんとうにあったお話、これが楽しい!んです。今日は今週読んだノンフィクション絵本と児童書をご紹介したいと思います。今日は1年生から読める楽しい作品を集めました。ご参考にぜひどうぞ。
■ノンフィクション絵本入門編
○『すがたをかえるたべものしゃしんえほん』シリーズから『とうふができるまで』
小学3年生の国語で登場するのが『すがたをかえる大豆』。あー知ってる!って方もいらっしゃると思います。こちらはシリーズで図書館などによくあり、写真で分かりやすくて超基本の良書です。他にも、しょうゆ・お茶・チョコレート・みそ・パン・なっとうなど沢山ありました。
○『がんばれ、アンズ!』(鈴木博房作/宮尾和孝絵)
可愛いアンズがどうして鈴木さんの元へ来たのか?小さい体で警察犬に合格するまでの頑張りが書かれています。字も大きく小学校低学年でも読めるお話です。小学校中級からは同じく鈴木博房さん作の『警察犬になったアンズ』もあります。こちらには詳しいテストの内容も記載されていました。
○『ドーナツのあなのはなし』(パット・ミラー文/ヴィンセント・X・キルシュ絵/金原瑞人訳)
アメリカより素敵な絵が目を引く絵本。ドーナツのそもそもを知ることができます。とにかく絵がかっこよくておしゃれ。大きいサイズで分かりやすい読んで良かったノンフィクション絵本です。大人も勉強になりました。
■岩貞るみこさんのノンフィクション本
小学生の“ほんとうにあったお話の本”といえば必ずと言っていいほど『しっぽをなくしたイルカ』(写真/加藤文雄)が登場します。学校指定図書としてよく読むように勧められています。イルカのフジに合う人工尾びれをカスタマイズする素晴らしい話であきらめないその姿勢に勇気をもらえます。作者はノンフィクション作家の岩貞るみこさん。登場人物に愛があって会話がリアルでかねてより大好きです。
この他には、一刻を争う緊急時を読みやすい文章と会話文で表現されている『命をつなげ!ドクターヘリ』。こども病院ではたらく犬ベリーの話『もしも病院に犬がいたら』も優しくあたたかい内容。こちらは子ども部屋の本棚に大切に置いている本です。
▼岩貞るみこさんの最近の出版本が気になり読んでみました。読んで良かった3冊です。小学校中級。
『お米ができるまで』(絵/武田美穂)は、お米づくりに関わる人の気持ちが手に取るようにわかる本で、田植えまでにとても時間がかかることがわかりました。その証拠に本の半分でようやく田植えの時期になっています。
『ガリガリ君ができるまで』(絵/高須高嶺)みんな大好きガリガリ君。上記の本よりかなり読みやすく感じました。ワクワク楽しい製造過程。主人公の気持ちを体験して読み終わるとガリガリ君を買いに行きたくなります。
『キリンの運びかた、教えます』(絵/たら子)こちらは3つのお話からなる本です。一つ目がキリンのお引越し。こども病院のお引越しも良かった。ガリガリ君同様に読みやすくてあっと言う間にいろんなことを知れるのでおすすめです。
■これはいい!小学生のための短編ノンフィクション集
『ほんとうにあったお話』シリーズ
(監修 笠原良郎・浅川陽子)
よく10分で読める物語やなぜなに科学シリーズなどこういった形式の読み物ありますよね。我が家でも度々登場してお世話になりました。
最後は、ほんとうにあったお話の素晴らしいシリーズです。1年生から6年生と食べ物と命のお話があります。中には上記の岩貞るみこさんのお話もダイジェストで書かれていました。
なによりフォントと配置が最高。
上下に国語の教科書のように余白がたっぷりあり見やすいんです。ルビも学年に合わせてまだ習っていないものにしっかり付いています。書体も見やすい。本が苦手なお子さんもきっとこれなら大丈夫。さらに、読んでもっと知りたくなったお子さんのために、コラムやガイドがあり理解を深めて関連書籍に簡単にたどり着くことができます。
ちょっと制作サイドの方とエアー握手したいくらいイチオシです。
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以前こちらで黒柳徹子さんが幼い頃からする読書はまだまっさらな心で、すっと受け入れるから大切なんですよという意味のお話に感銘を受けたことを書かせていただいたのですが、ほんとうにあったお話を読む子ども達がまさにそうだと感じています。
先入観なく読み進めることができる世代に、ノンフィクションの持つチカラは偉大だと思います。読むことで自分で他者を思いやり、優しさが自然に身につくのかもしれないなと思います。
加えて国語のテストで必ずと言っていいほど目にする物語文とならぶ説明的な文章。実話を読み、理解するチカラになるのではないかと娘達を見て感じています。
そしてほんとうにあったお話の魔法は「誰かに話したくなる」こと。「ねぇねぇこの本にね!」ときっとお子さんは話しに来ますよ。
さあお皿を片づけようとか、さあ洗濯物を干そうとするときにやってきたら話をゆっくり聞けないなんてことも。そんな時は「そうなの。うんうん。よし私も読んでみるね」と笑顔で対応して必死にどこかで30分時間をこじ開けて、読んだり話したり共有出来たら最高です。思春期までのわずか数年のチャンスです(笑)ぜひトライしてみてくださいね。
図書館で借りたり、書店での本選びの参考にしていただけたら幸いです。
あードーナツ食べたいな。
お読みいただきありがとうございました。
桜
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