2024年下半期に読んだ本まとめ
こんにちは。
師も走る12月。
年賀状を書いていたら、もうまとめ記事の時期がやってまいりました。
今年はお仕事に関わる本をマジかってくらいどっさり読みました。自分時間くらいは業務に関わることを考えなくてもよいのはわかっているけれど、もっと知りたいとページをめくりたおした2024年。そんな日々の癒しが“note記事を書くための資料と純粋に好きな作家さんたちの活字に触れること”でした。こういった一般書は振り返ってみると下半期60冊。せっかくなので記録としてまとめておきたいと思います。この中に、みなさんも読んだ作品があるとちょっと嬉しいです。
この本棚は、選挙の本特集と有名作家さんのコラボレーション絵本特集、本屋さんを開店したくなったあさのあつこさんの『アーセナルにおいでよ』、ユーモア溢れる特別支援教育のnoteでご紹介した作品が並んでいます。
そして+αでわたしの好きな寺地はるなさんの『いつか月夜』です。こんなにも心の中を文字起こしできるのかと感嘆した一冊です。迷いながらも主人公はマイペースに自分を持って今をとても正しく生きていました。食べる、働く彼の日常や出会った人々をていねいにゆっくり描かれていて読みながら、ああ好きな世界観だなあと心地よい時間を過ごしました。あなたはそれでいいよって言われた気がしてかなりお気に入りです。
この本棚は、名探偵特集と温故知新記事、感想を書いた町田そのこさんの『わたしの知る花』、先ほどの選挙関係のものもありますね。
そして面白く読ませていただいたのが『まず良識をみじん切りにします』と『アリアドネの声』、『喫茶おじさん』です。
文字通り見事な切れ味だった浅倉秋成さんの『まず良識をみじん切りにします』。固定観念自体をザクザク切り刻んでくれました。井上真偽さんの『アリアドネの声』は限られた時間でどう展開するのかハラハラして読み進めました。ミッションだけでなく人間模様がわかりラストもお見事な作品でした。原田ひ香さんの『喫茶おじさん』はこれまたなんともいえないおじさんの心が伝わるじんわりとしみる物語。コーヒー好きな方にもおすすめで、なぜだかお腹がすく一冊です。
最後の棚は、鉱石本特集や名探偵特集の追加本と瀬尾まいこさんの100年後絵本、その他にもバラエティ豊かな棚となりました。
印象的なのは、原田ひ香さんの『図書館のお夜食』です。ちょっと変わった開館時間の個性的な図書館にはお夜食がいただける場所があり、そこに集まるひとがやさしくあたたかい距離感でわたしもその図書館で働きたいと思うとっても素敵な空間でした。本が好きな方、お仕事について考えている方にぴったりの物語です。
さらには画像右上にはブックサンタ自主選考会のための児童書がありました。好きな本ばかりなのですが、たまたま訪れた書店には在庫がなくてご縁がありませんでした。結果他の本に出会いブックサンタに参加したので、選考会を自分で開いたものをここでお知らせできて嬉しいです。
低学年の読書から後半2冊は中学校受験にも対応できるものと範囲が広い選書となっています。『さかさまがっこう』『おてがみほしいぞ』『ストーブの冬休み』・『ソノリティ』『キャプテンマークと銭湯と』どれもおすすめです。冬休みの読書や贈り物にぜひ。内容など詳しくはリンク先をご覧ください。
以上60冊まとめでした。
今年は一旦いつもの読書記録はここまでで締め切り上半期58冊+下半期60冊でフィニッシュです。来年こそは(ずっと言っている)海外翻訳物の読書機会を増やしたいです。今回記録をまとめて、ああやっぱ読書って楽しいな。好きだなと再確認しました。
ちなみに来年2025年の本屋大賞の書店員さんたちの一次投票が12月1日から始まっています。2023年12月1日〜2024年11月30日の間に刊行された作品が対象とのこと。今年読んだお気に入りの本のなかでこの対象に入る本が本屋大賞にノミネートされるといいなとこっそり期待しています。
お読みいただきありがとうございました。
桜