中高生にオススメの本8選~テストが終わったら~
こんにちは桜です。我が家の長女の「あーテスト終わったぁー!」の喜びの声を聞き、今回は2020年夏“期末テストが終わったら読みたいオススメの本”を選んでみました。
まだテストあるよって方は終わったら是非読んでみてくださいね。もう終わった皆さん、お疲れ様でした。(今年は休校の影響で大変だったね。長女も範囲が広くて、中間テストが無く自宅学習の単元も入っていて準備にとっても時間がかかりました。)
普段だと先生とのやりとりの紙に読んだ本を書いたり、朝読書の時間がある学校はそこで読んだり、読書感想文があったりしますね。この夏の読書の参考になれば幸いです。
☆ちょうどやってる新潮文庫の100冊から3つをオススメ
毎年夏は出版社のキャンペーンをやっていますね。本屋さんでも沢山置かれていて見るのが楽しみです。文庫化された本だから持ち運びもラクチンです。
新潮文庫さんからはまず、重松清さん『カレーライス』。これは国語の教科書(光村図書)に載っていたので知ってる人も多いはず。そう、お父さんと息子のあの話です。重松さんはとにかく教科書や問題集によく出てきますね。短いお話にぎゅっとつまった心模様が素晴らしい短編集です。
瀬尾まいこさん『あと少し、もう少し』は中学生の駅伝ストーリー。このなかの1人が描かれたのが続編『君が夏を走らせる』です。流石元中学校の先生である瀬尾まいこさん。自然な会話が多く、あっという間に読めます。繋いだ襷のチカラを感じ、続編では優しい気持ちにほろっと涙しました。読むと誰かに勧めたくなる今イチオシの一冊です。
☆カドフェスから3つをオススメ
守り人シリーズで有名な上橋菜穂子さん。私も大好きです。アニメ映画化が決まり、角川つばさ文庫版も登場した『鹿の王』。単行本を読んだ当時は、まさか話に出てくるような感染症が流行するなんて思っていなかったのですが、話題の今読むとまた印象が変わる作品です。ボリュームがありますが、是非読んで欲しいファンタジー小説です。2015年本屋大賞、第4回日本医療小説大賞受賞。
有川ひろさん『レインツリーの国』は『図書館戦争』の中で読まれていた本が一冊の本として作品になったものです。ネットでのやりとりが文章になっていてページをどんどんめくりたくなります。(関西弁の登場人物もいて、関西出身の私はネイティブ発音で文章を脳内再生しました。)2015年映画化。
『医学のたまご』はチーム・バチスタシリーズや『ブラックペアン』で有名な海堂尊さんの医学ミステリ(バチスタシリーズにもつながります)。ヨシタケシンスケさんの絵+なんと文章が横書きで装丁も可愛い一冊。内容は、中学生のボクが医大生に!?という帯が物語っていました。ラストがたまりません。
☆最後にいま話題の2冊
『なぜ僕らは働くのか』は漫画やイラスト盛りだくさんの“令和版13歳のハローワーク”。働くことはどんなことか先輩たちはどうしてきたのか。そもそも働くとは?優しく分かりやすく書かれた本です。夏休み是非ゆっくり読んでみてほしい一冊です。10代は勿論、大人も感じるものがあると思っています。
そして最後は、今年世界の話題になったサバクトビバッタの研究をされている前野ウルド浩太郎さんの『バッタを倒しにアフリカへ』。夢を追いかけ海を渡った前野さん。読むとサバクトビバッタの問題を身近に感じることができました。5月に児童書版も登場し、文部科学省が運営する臨時休校期間における学習支援コンテンツポータルサイトで推薦されました。
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いかがでしたか?まだまだ、いい本が沢山ありますので書店やサイトでご覧くださいね。(買うのが難しい場合、お住まいの地域の図書館のネット検索・予約も便利です。こちらの地域では大きな単行本バージョンが予約しやすいことがありました。)
あなたの“楽しい”が増えますように。
桜