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ありがとう給食

こんにちは。
昨日は、長女の中学校の卒業式でした。
最後はいつもと変わらない卒業生の笑顔の門出を見ることができました。今月卒業を迎える皆さま おめでとうございます。

それと同時に変わるものがあります。

それは9年間食べた給食が終わり、4月から昼食がお弁当になることです。

毎日飲んだ牛乳も嬉しくなる揚げパンも
ABCというアルファベットのマカロニスープも
季節の美味しいフルーツやスイーツも
ボリュームがあるたくさんの白米やパンも
栄養を考えて用意してくださってたんですよね。
当たり前すぎて、いざ無くなるとその有り難さがよく分かります。給食に関わるみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。


そして、よく分かったことがもう一つありました。

地域の食文化がよくわかった

転勤を経験した我が家では、娘たちは地域の味を給食で体験しました。私の出身である関西と、娘たちが生まれた関東。そして現在住んでいる“関西と関東の真ん中にほど近い場所”です。

薄味で薄口醤油を日常使いする私の味付けをベースに育ち、長女は幼稚園で関東の味を経験。小中学校は今の地域の給食でやや甘辛いものや海の幸に慣れ親しみました。

私よりはるかに今住んでいる場所の料理や味に詳しい子ども達。いずれ子供時代を思い出すのはきっとこの場所の味になるのでしょう。温暖な気候のこちらでは、地産地消の新鮮で美味しい食材を使用し調味料にもこだわった素晴らしい給食です。給食室の前には本日の地元食材が必ず加工前の採れたての状態で展示されています。

「これ作って!」と娘たちのリクエストをうけ、学校からいただいたレシピプリントを見ながら初めて知るメニューをいくつか作ってみて私も大変勉強になりました。これがまたほっこり美味しいんです。

見つけた!

一昨日、とあるスーパーのお弁当を購入しました。
大根や厚揚げしいたけの煮物が入ったみるからに優しい美味しそうなお弁当。

食べた瞬間長女が
「これこれ!お母さんこれ給食と同じ味!」
と興奮して教えてくれました。

やった!見つけた!

なかなか給食を食べるわけにはいかない私が、味付けを知れる術を発見したのです。

そのスーパーは地元密着展開型で、地域に根ざした特徴が生きた結果となりました。

もぐもぐ食しながら、「出汁かなあ、醤油が薄口を完全に使ってないのかな?昆布感じるよね」などと研究。この味を再現するぞ!と新たな楽しみが出来ました。


***


スーパーの入口には小中学校の給食メニューと食材一覧の学校プリントがよく貼られています。
きっと夕飯で献立がかぶらないように親切だなあと見ていたのですが、毎日の献立の参考にもなるスグレモノですね。これが全国それぞれの味やメニューで作られているんだと再確認する卒業となりました。

ありがとう給食。




お読みいただきありがとうございました。


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sakura
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