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図書館がスキ!なあなたに おすすめの3冊

こんにちは。
随分前からここnoteでは、わたくし図書館ヘビーユーザーと公言してきました。はいはいうんうんそれは知ってるよのみなさまも、へえそうなのかな みなさまもお立ち寄りいただきありがとうございます。

今週そんなわたくしにある出会いがあったんです。何年も毎月読んでいる建築系の愛読誌がなんと図書館特集をしているではありませんか!これは嬉しすぎると早速電子版の画面にとびつき、拡大機能を最大限に生かして読みました。というわけで今回は、図書館関連のオススメ3冊です。



みんな見てみて!今月のCasaいいよ。

CasaBRUTUS3月号


とあるケンチク連載が気に入ったのをきっかけに、もう何年も愛読している雑誌CasaBRUTUS。おしゃれでわたしの生活からはほど遠い記事が多いけれど、誌面のレイアウトそのものや記事内容がかなり好きで読んでおります。

そんな推し雑誌CasaBRUTUSですが、今回の特集が図書館特集です(拍手)。その名もBOOK FOREST美しい森へ ですって。なんて素晴らしいタイトル。その森へ入るべく電子版を速攻クリックしたのでした。かねてより、建物について取り上げる記事に長けている雑誌ゆえに、写真・インタビューや解説も贅沢でそれはもう美しく光っていて引き込まれました。

表紙は来館者数1位の話題の石川県立図書館。110万冊の本が円形に並んでいて壮観。いつか行ってみたい場所です。ほかにも全国にある子ども本の森や、モダンな図書館も紹介されていました。有名な建築家によるものも多く、どれも人が集まる家のような安心感に包まれているのが印象的でした。


図書館紹介本を読むなら この本

立野井一恵著  『新しい、美しい日本の図書館


そしてこちらは図書館がいっぱい紹介されている『新しい、美しい日本の図書館』。(シリーズとして他にも東京の美しい図書館や日本の最も美しい図書館があるそうです)著者は、立野井一恵さん。

表紙をかざるのは、前述の通り今話題の石川県立図書館です。本当に美しいですね。この本では東日本・西日本と順に様々な図書館を紹介されていて、ここもいいながずーっと続きます。全体的に明るい写真が多くウキウキを高めてくれていました。コラムや新しい文学館・民間図書館も面白くて必見です。

ちなみに、この本で紹介されていた高知図書館のサイト“へなちょこの森へ行こう”がめっちゃオススメ。質問に答えるとあなたにピッタリの絵本を教えてくれますよ。かわいくてなんどもクリックしてみました。



いい意味で、思ってたんと違う図書館学問の本

佐藤翔著  『図書館を学問する
Instagramの考察もよかった。


最後に、これ読んで!と言っておきたい本は、佐藤翔さんの『図書館を学問する』です。この本のページをめくって最初に読みにくそうだなんて思いながら「ちょっと字が小さめかな?」と言ってしまってごめんなさい。

読んでみると、あの瞬間のわたしの感想を、いい意味で思ってたんと違うと今なら堂々と言える面白さ。数学が苦手ゆえ、説明文の図やグラフにおじけずいたことを きっぱりさっぱりスッキリ忘れるくらい文章がいい。

だってみなさんもきっと気になるはずなんです。なんで月曜日の休館が多いのか、図書館の本棚はいっぱいにならないのか、雨が降ると図書館に来る人は増えるのかなどなど気になるあれこれが、しっかりしかも楽しく学問しながら書かれているんです。筆者はブログを書いていた経験がおありとのこと。なるほどこれが読みやすい理由の一つかもしれません。この本が国語のテストに出題されたら喜んで読みたいそんな一冊です。



おわりに

今回、図書館をキーワードに考えてみると建築としての美しさはもちろん、人が集う場所としてなくてはならないものだなと感じました。今は駅直結の便利な施設があったり、郊外で自然と共存していたりその形は様々ですね。

かつて代々木第一体育館が建設されたときに、建物の構造の新しさもさることながら駅への導線が当時見事だったと聞いたことがあります。人が活動する拠点や居場所としての新しい図書館が、これからもわたしたちのそばにあると嬉しいです。





読んでいただきありがとうございました。



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sakura
いつもありがとうございます。