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この1冊『木を植えた男』(ジャン・ジオノ=著 寺岡 襄=訳 黒井 健=絵・あすなろ書房)

本屋&カフェNautilus ジャンさんおすすめ

中央区六本松の本屋カフェNautilusのフランス人オーナー ジャン=マリー・プルドンさんに勧められて買い求めて読みました。

おとなもこどもも読める本

ジャン・ジノオという作家は、フランスでは著名な代表作家のひとりで、lこの本も多くの国で翻訳されて読まれている有名な本だそうです。
日本では、黒井さんの絵が入り、漢字にすべてふりがなが付いた児童書として出版されています。
大人が読んでも面白い・・というか大人にもぜひ読んでもらいたい1冊です。

ジャン・ジオノ(1895-1970 南フランス生まれの作家)

ひとりの男の話

子と妻を亡くした男が、ひとり山岳地帯の荒れ地に住み、毎日百粒のどんぐりを土に植えていく話。
埋めたどんぐりのほんの一部しか木に育たないのです。
それでも彼はどんぐりを土に埋め続けます。
彼がしていることを誰も知りません。
長い年月を経て、そこは大きな森になります。

だれもいない荒れ地にドングリを植え続ける男

中村哲という生き方

この本を読むと、2019年12月4日に命をなくした中村哲さん(ペシャワール会)のことを思い出します。
アフガニスタンでひとり医療活動を始め、その活動は水利事業、農業事業へと広がっていきました。
誰とも与せず、誰とも争わず、誰も非難せず、その姿勢は頑なでした。
争い、貧困、飢餓の中に生きる人々とともに活動し続けました。
毎年福岡に戻って行っていた報告会で一度だけお顔を拝見しました。
中村哲さんのことを忘れることはできません。

どう生きるか

人は、褒められたり、認められたり、お金が稼げたりすると嬉しい気持ちになります。
家でも 学校でも 職場でも みんな認められようと必死に頑張っています。
認められようと頑張って、頑張って、頑張って・・・疲れて、ひとりになるとつらい気持ちになります。
この本の主人公、たったひとりでどんぐりを埋め続けた不屈の精神を何が支えたのでしょうか。
他人からどう見えていようと、どう思われていようと、自分ひとりに愛されればいいのかもしれません。
自分を一番知っているのは自分自身です。

🌸さくらワーカーズオフィス🌸

「木を植えた男」は、🌸さくらワーカーズオフィス🌸に置いています。
🌸さくらワーカーズオフィス🌸をご利用のみなさまは、いつでも自由に手に取っていただけます。
フリースペースは、ゆっくり過ごしていただくことできます。

さくらワーカーズオフィス
代表 山口哲史
810-0001
福岡市中央区天神4-1-28 天神リベラ702
Phone : 090-2581-9529
※見学、利用のご相談はHPの連絡フォーム、TwitterのDM、メール、Noteの問い合わせを使ってご連絡ください。
(平日日中は電話対応いたしません)
HP : https://mjm-counsel.org
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