おいしい山登り 冬
「景信山の山頂で、天ぷら、天ぷら〜🎵」
今年の登り納めの山登りは、富士山がドーンと見える三つ峠山を登るつもりだった。しかし山頂は風が強く、「てんきとくらす」のサイトでは、登山に適さないC。そして何より、河口湖の気温が最高6℃最低気温−6℃、さむっ。
これに、仕事仲間が
「やっと風邪が治ったんだから、そんな寒いところはやめなさい、高尾山にしときなさい!」
と、体の心配をしてくれる。
それもそうだよね、という事で
急遽いつもの高尾山を登り納めにする事にした。
「そうだ!今日は日曜日、景信山の茶屋が営業してる!天ぷらだ!」
景信山の茶屋の名物は山菜の天ぷら。
この時期だと、もみじの葉の天ぷらかなぁ?食いしん坊が発動して、登り納めの山登りは、景信山から高尾山へ縦走する事にした。コーヒーの用意もしてね。
朝、9時少し過ぎに小仏のバス停をスタートする。バスの窓から見る高尾の町には霜が降りて、畑は真っ白、車のフロントガラスもカチカチだ。
高尾も寒かった。防寒の手袋を持ってくればよかった、寒くて手先が痛くなって来る。
コンクリートの車道から、山道へと変わってから、やっと体が温まって上着を脱いだ。
杉の林を抜けると、落葉紅葉樹の森だ。木々は葉を落として、明るく暖かい。大好きな道。空は雲もなく青く広く広がっている。
心地よい汗をかいたところで、山頂だ。
「わーい、天ぷら、天ぷら〜」
と見ると、2軒あった茶屋が1軒なくなっている。たくさんあったテーブルも片付けられて、ガランとしている。
もう1軒ある茶屋へ向かうと、なんと、
「今日は天ぷらお休み」の文字
え〜、残念〜、
でも気を取り直して、次の山頂で食べようと思ってたうどんを作っちゃおう、まだ10時だけど。そして、ビールも飲んじゃう🍺
卵とほうれん草がないけど、
きのこたっぷりのうどんに揚げ玉をたっぷり入れて、いただきまーす!
青空の下、景色のいいところで食べるあったかいうどん、美味しい。
天気も良くて、ここにずっと居ようかな?なんて思ってしまう。
体の中からポカポカになって、次の山、小仏城山を目指す。
小仏城山の茶屋の名物は夏のかき氷。
冬は何があるんだろう?食べるつもりもなくのぞいたら、「ぜんざい」と「甘酒」の文字が。
美味しそう!さっき食べたばかりなのに、甘い物は別腹だ。どちらにしようか迷ったけど、ぜんざいを頼んだ。
つぶつぶ小豆とあまぁーい汁と、おいしーい、幸せ。はぁ〜、山登りのいいエネルギーだ。
甘いものを食べるとコーヒーが飲みたくなる。コーヒーは一丁平の日当たりのいいベンチにしよう!
と決めて、また歩き出す。
富士山と一緒に歩いて、20分ほど、一丁平の展望台に到着だ。日当たりのいいベンチは空いていた。コーヒーを入れる。
太陽の日が暖かい、気持ちいい。
自然の中でコーヒーを飲む幸せ。今日は日曜日、目の前の登山道は多くの人が行き交う。
隣にはおじさま達が来て、宴会が始まった、日本酒の瓶もある。気をつけて下山してくださいね。
ゆっくり、まったりしてしまった。
そろそろと、最後の目的地高尾山へ向かう。
大好きなもみじ台は座る場所がない。富士山の写真を撮って、高尾山の山頂へ行ったが、
ここは観光地、山頂標識を撮る順番待ちが出来ていて、残念ながらここもスルーした。
下山は、空いていそうな6号路を選んだ。これは正解、ゆっくり静かな高尾山を歩く事が出来た。
いろいろ食べながら、ゆっくり時間を過ごして来た。途中忘れ物をして戻る!というパプニングもあったけど、15時に高尾山ロープウェイ口に下山した。
今年最後の山登りの締めは、やっぱりこれでしょ。
外のベンチはいっぱいで、みんなコーヒーを飲んでいる。えっ、冬はビールはないの⁈って思ったけど、ありました!
お腹いっぱい食べた登り納めの山登り。
大きな富士山ではないけれど、ずっと一緒に歩いてくれた富士山。きれいだ。
暖かい冬の晴れ間、ゆっくりのんびり山歩きを楽しんだ。
高尾山で始まり、高尾山で終わった今年の山登り。健康で山歩きができた事に感謝をする。
さぁて、来年はどこの山で何を食べようかなぁ?ワクワク。
今年もありがとうございました♪
そして、来年もどうぞよろしくお願いいたします!