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クヌルプ(ヘッセ)⑤|本の感想8

クヌルプ(ヘッセ)⑤

クヌルプの続きです

思っていたより
長くなってしまって…

でもせっかくなので 
慌てないでゆっくりと
書いていきたい思います

クヌルプを反芻するシリーズは
次回の⑥で最終回となります💗😊

クヌルプはかつて 
丁稚奉公に来ていた女の子を

彼らしいやり方で
励ましたことがありました

なぜそのようなことをしたのでしょう?

彼の中にある優しさが
そうさせたのです

「心のなかにある
 子供のような純粋さ」

それこそ 
クヌルプが大切にしたい
生き方の
原点だったのです

このような行いの連続で
クヌルプの人生には
価値が生まれました

そのひとつでも欠けたなら
人生は美しくなり得なかっただろうと
神は言うのです

クヌルプには
人を癒す力がありました

彼自身も
自分の持つ力(使命)に
それとなく気がついていたのです

放浪の人生において
葛藤を抱え 
自分の生き方を
積極的に
肯定できなくなっていった彼も

心の奥底では
自分の人生を肯定していた
という心情が神との対話にて
明かされていくのです

クヌルプのもつ「純粋さ」は
人の心を癒し
温もりをあたえ元気にさせ
希望を与えたのです

((⑥へ続く)) 

#クヌルプ  
#ヘッセ   
#読書
#ヘルマン・ヘッセ

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