半桂席(堀内家の茶室)
「半桂席(はんけいのせき)」
京都の堀内家にある茶室。
五代・不識斎が晩年に長生庵の背後に建てたと伝えられます。明治25(1892)年に再建されたそうです。
内部は一畳台目向板入りで、点前座は向切りの逆勝手席となっています。
腰張りは反古(ほご)張り、畳は琉球表の縁無のものが敷かれ、侘びに徹した茶席となっています(※資料だと縁ありの琉球表を使用しているものもありました)。
風炉先には下地窓があき、入隅は楊枝柱として柳釘を打ちます。また、勝手付の壁には左から風炉先寄り真ん中あたりの位置に花入釘、高い位置に掛物をかけるための竹釘、下の位置に柄杓掛けの竹釘が打たれています。
客側の入口は躙口で上には下地窓、亭主側の入口である茶道口は火燈口形式で反古張りとなっています。
天井は片流れの化粧屋根裏、各部材の取り合わせや色味に味わいのある侘びた小座敷となっております。
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