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集団登校に向かう背中

今日から新1年生も一緒に集団登校です。
高学年が少なく、1年生が多い集団登校班なのでうちの子も必然的に1年生のお世話をする側に。

なんだか、そわそわするわ。

なんてったって、うちの子は、集団登校できない子でした。
朝起きられず、当然集団登校が出発する時間に間に合わず私が車で送っていく、そんな毎朝。

最初の方は私もがんばって早く寝かせて、起こして、準備を手伝ってと集団登校に間に合わせようと必死だったけど、だんだん私が疲れて、車で行ったらええやんって気持ちにシフト。うちの子は集団登校できない子ってことに甘えて、私もダラダラ。

そんな集団登校できない我が子が、集団登校の副班長に立候補したのが、4年生の終わり。高学年がいないので、新5年生(当時4年生)から班長、副班長を決め、我が子は副班長に手を挙げたみたい。先生もビックリだけど、私もビックリ。

先生からは、5年生で集団登校できたら6年生で副班長になれるよと諭されたらしく(←そりゃそうだ)、悔し涙を流していた。

私が勝手に集団登校できない子と決めつけて、車で登校させていたけど、本当はみんなと一緒に集団登校で行きたかったのかな。

5年生になり、来年度の副班長を目指して、彼は自分から起きて朝ごはんもしっかり食べて、いってきます!と集合場所へ向かう。
もしかしたら今だけかもしれない。それでも、集団登校できなかった子が、今は集団登校できている。それは大きな1つの実績であり、本人の励みになるんじゃないかな。

できなかったことができた!に変わる瞬間の、なんとも言えない高揚感。できなくなっても、あの時できたって実績はちゃんと覚えていて、気がついたらまたできるようになっている。

重たいランドセルを背負い、集合場所へ向かう背中が逞しくもあり、少しさみしい朝でした。

何もできない子だから、目標を持たせなきゃ!と必死だったけど、ちゃんと自分で目標を見つけ、それに向かって歩いている。少しずつ私の手を離れていくんだなぁ……。
あれだけ早く手が離れればいいのにと思っていたのに、いざ離れていこうとすると、その手を追おうとする私。勝手なもんだね。

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