見出し画像

残り135日-ベーコンと量子ドット(145日もあれば無知無知な理系大学生でも共通テスト世界史8割いけるんじゃないか)

私事ですがスキの総数が30を超えました!

やっぱりスキボタンを押してもらえるものが書けていると分かると、ものすごい元気を貰えます。

この調子で頑張っていくのでお手すきの時間にまた閲覧してくれると嬉しいです。

映像授業の視聴は中世ヨーロッパの各国史まで終了しました。

最近の記事を改めて見ると「無知無知な理系大学生でも」なんて言っておきながら理系ネタが少ない気がしていたのですが、今回の範囲では僕の研究に欠かせない人物が登場したので紹介したいと思います。

名前のインパクトが強いベーコンさん

はい、というわけで今回紹介する人物はロジャー=ベーコンさんです。

山川出版の世界史用語集に紹介してもらいます。

ロジャー=ベーコン 1214頃~94 イギリスの自然科学者・スコラ学者。神学による諸学の体系化に加え、イスラーム科学の影響から実験と観察を重視する経験論への思潮を気付いた。「実験科学」は彼がはじめて使ったことば。(山川出版社「世界史用語集 第1版」p.110より引用)

名前のインパクトが凄いですが「実験と観察を重視」するというのは現代科学における基礎中の基礎中の基礎です。

完全な余談ですが、僕は今日ベーコンさんが大切にしていた観察が十分で無かったために先生に指摘を受けてしまいました…つらい…。悲しいですがそれほど観察は重要ということです。

ですが、ベーコンさんを「僕の研究に欠かせない人物」としたのは実験と観察を重視したからではありません。実はベーコンさん、拡大鏡の発明者なんです!

簡単に僕の研究をご紹介

いきなりですが僕の研究を紹介します。僕は「量子ドット」と呼ばれるものを作っています。量子とはとても小さいもの、ドットは点を意味するので量子ドットとは「とってもとっても小さいもの」です。

どのくらい小さいのかというと1円玉を1000等分したものを1000等分したくらいです。

ありとあらゆる物質を構成する原子と似たようなサイズなので人工原子なんて呼ばれたりします。

ここまで話すと一部の人からは「なんでそんなもの作ってるの?」と言われたりしますが、こいつはピカピカ光ります。だからなんか使えるんじゃね?的なノリで作ってます。

本題に戻ります。そんなわけで僕が作るものは小さすぎるので当然目には見えません。ですから虫眼鏡が必要なんです。

つまり、ベーコンさんがいなければ僕は自分で作ったものを見ることができないわけです。ベーコン様様です。

もちろんベーコンさんが発明した拡大鏡で量子ドットを観察することはできませんが、ものを拡大して見ることの基礎を作った方ですからやっぱりベーコン様様です。

じゃあどうやって観察するの?

先ほどもお話しした通り、僕が作る量子ドットは1円玉の1000等分の1000等分です。そう簡単に観察できません。

「顕微鏡を使えばいいのでは?」

残念ながら理科の実験で使う顕微鏡、正確には光学顕微鏡というのですが、こいつは1円玉の1000等分を見るのがやっとくらいの代物なんです。

というわけで、量子ドットの観察には電子顕微鏡を使います。1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

なんと「いらすとや」に僕が使っている透過型電子顕微鏡(TEM)の画像があったので紹介します。


画像1

こいつです。実物は僕の身長より全然高いくらいあります。値段は億を超えるそうです。なので使うのメチャクチャ怖いです。

以上、世界史学習の皮を被った研究紹介でした。

最新の顕微鏡は1円玉の1000等分の1000等のさらに1000等分くらいまで見えるらしいです。見え過ぎです。


今日は再び中国史に戻るみたいです。どんな歴史が待っているのでしょうか、楽しみです。

また明日も見てくれると嬉しいです。

それでは

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?