飲食店は人づくりと仕組みづくり-8
全てのビジネスにおいて言えることですが、
人財は最重要課題です。
どんなに立地、施設、設備が素晴らしくても
店舗の店長やスタッフのモチベーションが低いと経営が行き詰ってしまいます。
コロナ禍ですべての店舗営業が少なからず売上が落ちている状態なのは仕方ありませんが、
モチベーションまで低下していませんでしょうか?
どうしても人は暇だとマイナスの事を考えやすいです。
だからこそ売上の低迷は外的要因が強いので仕方ありませんが、
モチベーションの低下は役職者が高める必要があります。
そしてあなたはどんな人財を育てたいですか?
基本的に人材教育のゴールは→自立、自走型人財の育成と思っています。
自立した人財とは?
自分で考え、判断し、行動しその結果の責任が取れる人財です。
簡単に言えば反対は指示待ちの人間ですね。
欧米は仕組み社会ですので指示待ち人間をどうすれば言われたことを守るのか?
そこでHACCPができました。
日本はどちらかといえば、
見て盗む、数をこなして会得するという文化でしたので、
自立人間ができやすかったですが、
現代は、働き方も欧米化が進み、
時間で働く人間が増えてきたことにより、
指示待ち人間が増えてきているようにおもいます。
自走できる人財とは?
自立した人財であっても自走できない人もいます。
自走できない人財とは、他人からの働きかけがないと行動できない人です。
仕事をこなすエンジンは持っていても、
自分でガソリンを入れることができなく、たびたびガス欠を起こします。
簡単に言えば人に褒めてもらったり、認めてもらわないと頑張れない人のことですね。
管理職とは?
自立自走していない人財が多ければ多いほど、
経営者や役職者が本来行うべきことに割ける時間が無くなり、
会社全体として業績が上がりずらい組織になってしまうということです。
だからこそ自立自走人材を育成できることが重要です。
企業とは?
理念型経営と同志的結合が解決の鍵
結局は経営者が理念を掲げ、目標に向かって経営者、店舗責任者、
現場スタッフの全員が意思統一を行い、目標達成に必要な行動規範を遵守していく社内文化を作っていくことが重要です。
理念やクレドというと、
よくわからない人は口をそろえて、詐欺、宗教といいます、(笑)
ですが、理念やクレドは自分においても会社にとっても重要で、
自分は何者なのか?
会社はだれにとって有益なのか?
現実離れしない中で従業員が共感できるところを作ることが大変重要です。
同志的結合とは
ソフトバンクの孫さんの言葉ですが、
人と人の結びつきには、
例えば同郷、同年、金銭的なつながりなど様々ケースがありますが、
会社は異なる個性の人々が共通の目的のために共生する場とならなければ発展しません。
共生の場とするための基礎として、
従業員の同志的結合を作り出すことが重要です。
今は給料や待遇面よりやりがいや存在意義を求める傾向が顕著になってきています。
我々は何者なのか?
我々は誰の課題を解決できるのか?
我々は誰に貢献できているのか?
日々考えて共有していきましょう!
そして何度も何度も脳に刷り込みをして継続していきましょう
参考文献
7つの習慣:スティーブンRコヴィー
はじめの一歩を踏み出そうー成功する人たちの起業術:マイケルEガーバー
論語と算盤:渋沢栄一
極意:加納聖士
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