飲食店は人づくりと仕組みづくりー6
店舗展開をするうえで
これから書く7つは、よく考えないといけません。
YouTubeのWINWINWIIINを見てからこれを書いていますが、
番組の中でゲストの西野さんが言ってました。
100%成功する方法はないけど、失敗しない確率を上げることはできる!
という話をされてました。
だからこそ
思い付きで行動すること、
なんとなくやってみること、
良い話が来たから進めてみる、
絶対成功する!と思って進めることは大事ですが、
経営者はとにかく失敗しない確率を上げていくことが重要です!
ただ頭で考えるだけでなく、
構造をとにかく考え、構造のどこにポジショニングを置くか、
脳みそをフル回転して考え抜きましょう!
特に考えなければいけない7選を書かせていただきます。
1距離
店舗物件を探していると魅力的な物件に出会います!
ですが店舗同士が離れすぎてるとシナジーが最大限使われなくなります。
仕入れ、物流、管理、コミュニケーション、フォローなど、
本来シナジー効果が大きく現れるはずの要素が、
この距離という問題で効果が出せなくなります。
だからこそ、店舗展開をする際は、
距離を意識して利益率が最大限増える方法を模索してください。
2席数
1店舗目20席で成功した人は2店舗目は50席で、3店舗目は100席で、
とどんどん店を大きくしようと考えてしまいがちです。
ですが、20席と100席では、
ノウハウが全然違います。
せっかく1店舗目がうまくいってるノウハウがあるのに、
サイズ感が違うだけでノウハウが変わってくるので、
気をつけましょう
3社内の空洞化
どんどん仕組みができてくると、
考えるスタッフがどうしても減ってしまいます。
スタッフが自分で考えスキルアップをする機会を創出できるようにしましょう。
仕事は社長や幹部がやったほうが当たり前ですが速いです。
ですが速いからといってスタッフにやってもらわないと、
成長スピードに大きな差が出てしまい、
中間がいない組織になってしまいます。
4展開
マルチブランド経営
(コンセプト、メニュー、店舗規模、単価などが店舗ごとに異なる経営)
チェーンストア経営
(成功した業態、ブランド、席数を展開していく方法)
大体どちらかで店舗展開をしていきます。
どちらが良い、悪いはないですが、
自社の強みをあなたがどれだけ理解して活用できるか、
この部分を誰よりも理解していないと、
どちらにせようまくいきません。
5立地
立地格差
(エリアが異なることによるリスク)
ブランド格差
(ブランドをかえることによるリスク)
をどちらも変えてしまう事は失敗確率が上がってしまいます。
同一エリアから他エリアに進出する場合、
自社と競合店舗が多いときは要注意です。
シナジー効果もあまり効かなくなってしまいますので
⑥立地タイプ
繁華街、ロードサイド、ショッピングモールなどの立地タイプが違う場合、
それぞれ客層、単価、嗜好、等が違います。
立地タイプが異なると、
そのタイプに対応して店舗オペレーションや集客戦略を変えなければいけません。
そうすると今までかかっていないコストが膨らみ利益が生みずらくなってしまう可能性があります。
⑦入金サイクル
店舗展開にトライしていると、
出店するたびに多額の費用が掛かってしまいます。
そうなると売上サイクル、入金サイクル、支払いサイクル
のキャッシュフローがどうしても厳しくなってしまいます。
だからこそ店舗を出す際は、
運転資金に余裕を持てる状態なおかつ支払いを送らせてもらう交渉が必要です。
現在は電子決済、カード決済の普及、そしてGOTOなどの決済があり、
今まで現金商売をしていた飲食店にとって入金サイクルは今後遅くなってしまう事が目に見えています。
だからこそ常に運転資金に余裕を持てる状態を作れるよう、
キャッシュの流れは理解しておきましょう。
会社は基本的に赤字でも倒産しません。
倒産するのはキャッシュがないからです。
現在は黒字倒産の会社が増えています。
キャッシュを円滑にするのは経営者の最重要の仕事です!
今までのイケイケのやり方は、
今回のコロナ禍で、できなくなりました。
だからこそ脳みそをフル回転し大胆に、そして繊細に、
成功確率を上げるのではなく、
失敗する要素をどんどん省いていきましょう!
参考文献
7つの習慣:スティーブンRコヴィー
はじめの一歩を踏み出そうー成功する人たちの起業術:マイケルEガーバー
論語と算盤:渋沢栄一
極意:加納聖士
見ていただきありがとうございます。励みになりますので、良ければ”好き”を押していただけたら嬉しいです!