老犬との暮らし:くるくると歩き回るのが始まった頃の試行錯誤
我が家の17歳の黒柴犬のそらさん。
寝たきりになって1年以上が経ちますが、
その前16歳の頃は認知症で同じ方向にずっと歩き続ける、という症状が出ていました。
認知症が出た時に一番大変なことの一つ
よくある症状に、とにかく歩き続ける(徘徊)があるようです。
そらさんの場合は、体の左側を壁にくっつけて壁に沿って同じ方向に歩き続けるという症状でした。
その進行方向に物があるとぶつかる危険もありましたし、部屋の角でうまく曲がれず顔をぶつけてしまう、こすって擦り傷ができる、などなどありました。
(写真は壁にぶつかったりこすらないように布製のエリザベスカラーを一時期つけてました。)
我が家での対策
ネットで調べて色々試してみたことは、子供用のプールなどやサークルを手作りして、円の状態にして歩き続けても怪我をしないようにする方法があるようですが、うちのそらさんはことごとくプールは乗り越え、サークルはなぎ倒し、ことごとく失敗・・・
前に進んでいくことはできるのですが、方向転換ができなくなるようで、前進あるのみなのです。その進もうとするパワーはかなりのものでした。
結局、我が家のリビング全体がそらさんの歩くためのサークルとなりました。
・壁の下から60センチくらい柔らかいストレッチ用のマットを養生テープで張り巡らせる。
・家具の脚にはプチプチを巻く(ぶつかっても怪我をしないように)
・隙間という隙間をうめる。(ソファの裏とか入り込むと後退できないので自力で出てこれなくなるため)
・コーナーにクッションをおく(怪我防止、方向転換しやすくする)
獣医さんにも相談してみる
認知症も症状は色々で、そして「これだ!」という解決策や治療方法がなかなかないので悩む方も多いかと思います。
そんな時は、まずはいつも通っている獣医さんに相談してみるのもいいと思います。
私も気をつけたら良いことなどを色々教えてもらいましたが、それと合わせて、話を聞いて、理解してもらえるというのが一番ありがたかったかもしれません。
うちは夜鳴きがひどくなったころに相談に行ったのですが、もっと早いうちにいろいろ相談したらよかったなと今になって思います。
老犬介護の試行錯誤はこちらでもまとめています。