『アイ・アム セリーヌ・ディオン~病との闘いの中で~』 を観ました。
Amazonプライムビデオで『アイ・アム セリーヌ・ディオン~病との闘いの中で~』(I Am: Celine Dion)を観ました。(※一部ネタバレが含まれていますので、鑑賞予定の方は鑑賞後にお読みいただければと思います。)
アーティストやミュージシャンの半生を描いた音楽伝記映画やドキュメンタリー映画が好きでよく観ます。
セリーヌ・ディオンの曲は、映画『タイタニック』の主題歌『My Heart Will Go On』が大好きで、今でもカラオケでよく歌います。他にも『Be The Man』や『To Love You More』も好きです。
2年前のお正月に、セリーヌ・ディオンの半生を映画化した『ヴォイス・オブ・ラブ』を映画館で観ました。
アーティストの半生を描いた映画によくある、ドラッグやアルコールに溺れたりするシーンがなく、とてもクリーンでセリーヌらしい素敵な映画だなという印象でした。大家族出身であることを、この映画で初めて知り驚きました。
この映画で、セリーヌには双子の息子さんがいるということも初めて知りましたが、今回のドキュメンタリーでご本人たちが登場し、すっかり成長していて驚きました!(時が経つのは早い!)親子の仲がとても良く、素敵なお母さんなんだなぁ、と感じました。
スティッフパーソン症候群(SPS=Stiff Person Syndrome)を患っていることを公表したのは2022年12月だったそうです(『ヴォイス・オブ・ラブ』の日本公開から約1年後)。まさかそんな大変な難病を抱えていたとは…。私は最近まで知りませんでした。
『アイ・アム セリーヌ・ディオン~病との闘いの中で~』の中には、やはり観ていてつらいシーンはありました。映画の最初に「刺激の強い医療シーンが含まれています 視聴の際はご注意ください」という注釈も出てきます。こんなにも歌やパフォーマンスに人生を捧げてきた人から歌うことを奪うなんて、神様はなんて意地悪なんだ…と思わずにはいられませんでした。
わかってはいるのですが、永遠なんてないというか、歌うことも体が自由に動かせることも当たり前なことではないのだと改めて気づかされました。自分自身や、自分にとって大切な家族や周りの人たちが病気になる日がいつか来るかもしれません。何事もいつ自分たちの身に起こるかわからない。だからこそ、目を背けずにしっかり観ようと思いました。
サポートチームの皆さんがとても優しくて、セリーヌがこんな素晴らしい方々に治療をしていただけていてよかったと思いました。
翻訳の部分に注目して観てみると、こちらの作品は歌っている部分の歌詞の字幕がないバージョンでした。先日の翻訳塾でちょうど話題になっていて、ミュージックビデオやライブビデオなどの歌詞部分の字幕翻訳をしなければいけない場合と、しなくていい場合があると聞いていました。
セリーヌは普段、フランス語を話すことの方が多いようで、フランス語での会話がたくさん出てきました。こちらは、英語とフランス語の両方が理解できる翻訳者さんが担当されたのかな?と思いました。フランス語の部分だけを別の方が翻訳するということもあるのかな。翻訳者さんのお名前を検索してみたのですが、私の方では見つけることができませんでした。
いつか大好きな洋楽アーティストの伝記映画やドキュメンタリー映画の字幕翻訳を担当できたらいいなと、また新たな夢ができました。
この映画の中で私が気に入ったセリーヌ・ディオンの言葉。
go togetherを「仲間が要る」に訳すのって、私思いつけるかな…と思いました。普通だったら「一緒に行く」になると思うのですが、それじゃよくわからないですもんね。
彼女が早く元気になり、自由に歌いたいように歌えますように。生きてくれているだけで、無理しなくてもいいのではないかと思ったりもするのですが、ご本人がステージに戻りたいと願っているので、回復を心から願っています。
Saki
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?