真木早希

『手書きの会』主催。視覚や聴覚をメインに感覚について考えています。手話と点字学習の超初…

真木早希

『手書きの会』主催。視覚や聴覚をメインに感覚について考えています。手話と点字学習の超初学者。エッセイ的なのも書きます。他の活動に、文章業&音楽・美術・映像制作。イベントよく開催してますので、ご興味ある方は是非!

最近の記事

百均が大っ嫌いな理由と白州正子について

自分で言うのもなんですが、わたしは高級志向です。 べつに、ブランド狂というわけじゃありませんよ。結果的に、「高いモノ」になっているだけです。 ひと言でいえば、「安っぽい」のが、大っ嫌いなんです! その安っぽさの象徴が、百円均一だと思ってなりません。 たしかに、百均は便利なモノであふれています。掃除道具や食器などの日用品から実務品まで、なんでもありますよね。 ですが、わたしは思うのです。 「こんな小銭で買える、安っぽい素材で作ったモノを使う生活は、果たしてどうなのだ

    • ネットのものは全部タダ!と勘違いしまった僕たちの勘違い社会

      ラーメン屋さんに入ったらお金を払いますよね。 服を買う時も、電車に乗る時も、何をするにもお金がかかるのが普通です。 でもなぜか、「ネットにあるものは全部タダ」と思い込んでいる人が多いような気がしてならないのです。 実際、スマホといったデバイスと通信料さえ払えば、タダなものであふれています。 YouTubeもTikTokもLINEもXもInstagramもGoogleも音楽配信もこのnoteも、我々が欲しがるサービスはほぼすべて無料で手に入ります(その代わり広告があるわけで

      • 夏目漱石の『こゝろ』の普遍性

        今日9月19日は何の日かごぞんじですか? 俳人・正岡子規の命日なんです。 「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」の名句や、『墨汁一滴』などの随想日記を書いたので有名ですね。 同時に、日露戦争に記者として従軍もしています。 司馬遼太郎の『坂の上の雲』にも登場するぐらいですからね。 そんな子規の唯一無二の親友といえば、夏目金之助、のちの夏目漱石以外ほかなりません。 帝大時代の同窓で、漱石は、子規から俳句を学びます。 つまり、漱石にとって子規は、親友であり師だったんですね。 ちなみに

        • 第2回 アナログの力と、大橋鉄郎のペン画

          手書き、というかアナログのよさって何なんでしょう。 わたしは美術館や文学館などによく行くのですが、そこにあるのはほぼ肉筆の物体=手で書(描)かれたモノ、です。 デジタルを否定するつもりはありませんが、やはり、こういう物理的なモノを間近にすると、強烈な熱みたいなのを感じてしまいます。 実際、手書きのモノは、紙にペンを押し当てインクなどを乗せます。つまり、沈んだり、浮いたりしているわけですね。 他にも、シルクスクリーン(アンディ・ウォーホルが多用した手法)なんて、あれはコン

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          『手書きの会』を発足します!

          人類が、キーボードあるいはディスプレイで文字を打ち始めて、どれぐらい経つでしょう。 19世紀にはキーボードの親たるタイプライターが生まれ、80年代にはパソコンが普及し、90年代から00年代には誰もが使うようになりました。 そして2010年代、スマートフォンが爆発的に普及し、キーボードよりディスプレイで文字を打つのが普通になりましたね。 これらはとても便利です。 実際、わたしはこの文章をHHKという4万近くする高級キーボードで打っています。 その一方、わたしは手書きにも愛

          『手書きの会』を発足します!