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第2回 アナログの力と、大橋鉄郎のペン画

手書き、というかアナログのよさって何なんでしょう。

わたしは美術館や文学館などによく行くのですが、そこにあるのはほぼ肉筆の物体=手で書(描)かれたモノ、です。

デジタルを否定するつもりはありませんが、やはり、こういう物理的なモノを間近にすると、強烈な熱みたいなのを感じてしまいます。

実際、手書きのモノは、紙にペンを押し当てインクなどを乗せます。つまり、沈んだり、浮いたりしているわけですね。
他にも、シルクスクリーン(アンディ・ウォーホルが多用した手法)なんて、あれはコンマレベルの版画なんですよ。
物理的に浮き沈みしているわけですから。

そう思えば、油絵なんかも同じです。オイルを塗り重ねた物体です。ゴッホの絵なんて、もはや絵じゃないです。有名な『ひまわり』なんて彫刻レベルで、生で見ると笑ってしまいますよ。

大橋鉄郎さんのペン画

友人で仲間である大橋鉄郎さんが、ペン画を送ってくれました!

彼はいろんな形態の作品を作っていますが、わたしはこのペンで描く絵がいちばん好きです。率直さというか、描きたい欲求が現れてていて、良いですね。

暇な授業中、ノートに落書きしている感じもするし、スナップショットのような、ぼやけた雰囲気があるのに、線はしっかりしている。

なにより、あっさりしているのが良いです。
コッテリ家系じゃなくて、昔ながらの醤油ラーメンか塩ラーメン、みたいな。

作者:大橋鉄郎

Instagram

https://www.instagram.com/tetsuro000000

告知
展示を以下の日程と場所でやるそうなので、ぜひ!

記憶・遺影・メッセージ
2024年10月6日〜20日

会場
MATEC PRODUCTS
〒080-2472 北海道帯広市西22条南3丁目34−1


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