栗アルバム
ロッシ親方が、いえ、大家さんが、菓子折りを持ってきてくださいました。
どんな経緯でこんな立派なものを店子が受け取る運びになっているのか、訝しいところですが、
「雪かきを頑張ったから」
とのことです。
私のほうでは、入居しているアパートの敷地内は各自で雪かきをして当然と認識してきました。ところが大家さんは、基本的に自分たち家族が雪かきをしてあげるものと思ってくださっているようです。
長年、ここまで親切な大家さんに当たることがなかったので(普通程度に親切な大家さんが多かった)、今もって、やっぱり自分たちでやる仕事ではないのかと思えてならない。今後も私は、何も期待せずに雪をかき続けることでしょう。
とはいえ、あまり遠慮しない性分で、遠慮のかわりに感謝しようと思っています。せっかくのご好意なので、大事にいただきますね。
日本茶にもよいし、コーヒーにもよい。
常温でとても長持ちします。
栗かのこって、なかなか食べる機会がないです。私はおそらく人生で2回くらいしか食べていない。どんなものだったか忘れてしまうほど、ご無沙汰していました。
はあ、寛ぐ。
以上は大家さんの提供でお送りしました。
実は年末に別の方からも栗菓子をいただいていました。ちょうどそれがなくなる前に大家さんからの到来物があったのです。
先にいただいたのは やはり小布施町の、小布施堂の栗ようかんでした。
私は小布施へ行ったことがないのですが、栗の名産地とだけ知っていて、きっと昔ながらの和菓子屋さんが軒を連ねているのだろうと想像しています。
こちらも勿論おいしかった。
桜井甘精堂(55g)より小さいサイズ(35g)のミニようかん。
中も外も、渋い包装紙が良すぎる。この柄の着物を着てたら、さぞ粋でしょうねえ。
春の栗アルバムでした。
おすそ分けをしても、今年のリアルマロンの季節が巡ってくるまでのんびり楽しめそうです。