【日本酒のヴィンテージ】熟成古酒について
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日本酒の''古酒’’について
日本酒は新酒から始まり、春の生酒(なまざけ)、夏酒、秋のひやおろしなどがあります。基本的に季節に合わせて1年かけて出荷するんです。
そして、その売れ残りを『古酒』と呼ばれていたのが始まりです。
しかし、近年の醸造技術向上によって、長期的に熟成させることが可能になりました。なので、それを前提として造られているお酒を『古酒』ということが増えてきたんです。
区別がつきにくいので、「売れ残ったお酒」と「目的を持って長期熟成させた酒」の名を分けるために、長期熟成を目的として造られたお酒は、『熟成古酒』と呼ぶような活動が行われています。
熟成古酒の特徴
ここからは、長期熟成を目的として造られたお酒のこととして区別するために、『熟成古酒』という風に表現したいと思います。
熟成古酒は長いもので30年を超えるお酒もあります。
熟成することによっての、特徴の変化があるので簡単に説明していきたいと思います。
熟成古酒の色合
年を重ねるごとに、淡い黄色、山吹色、濃い茶色という風に濃くなっていきます。
熟成古酒の香り
香りの変化としては、ナッツやはちみつ、チョコレートや香ばしい醤油やたくあんのような香りがすることもあります。
熟成古酒の味
新酒の時には、軽さや爽やかさがありましたが、熟成されると重さや、甘味、苦味や複雑さなどが増します。
熟成古酒の飲み方提案
まず、古酒を飲むときのオススメ温度は、25〜30度くらいが一番香りが立ちやすいと言われています。しかしお燗にしても味がまろやかになって美味しさが増したりもします。
古酒は香りや味わいが強く存在感のあるお酒なので、つまみはチーズやチョコレートのような香りの強いものや、しっかりとした味の肉料理などがおすすめです。
熟成古酒の楽しみ方
自分の好きなお酒を何年かおいて飲んでみるのもいいかもしれません。
その際は、長期熟成に向いているお酒とそうでないものがあるので、酒販店やメーカーに問い合わせて聞いてみてください。
また、熟成する際には、日光や蛍光灯の当たらない場所に置いておくのは鉄則です。その上で、酒瓶を新聞紙に巻いたり、温度が一定の冷暗所や床収納庫に入れておいてもいいと思います。
まとめ
今回は、〜【日本酒のビンテージ】熟成古酒について〜という内容についてまとめてみました。
基本的に日本酒には賞味期限というものがありません。
「飲み忘れていた!」というお酒でも、開戦前であれば捨てたりせずに試しに飲んでみるのもいいと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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