日本酒を飲んだ時の”香り” 〜香りの表現と温度の関係について〜
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日本酒の香りとは?
日本酒は米が主原料です。
それなのに、飲んだ時の香りは銘柄や造り方によって様々に変化します。
フルーツやハーブ、ナッツやきのこと思わせるものまであります。
香りの元となる成分は原料に由来するものや発酵に伴って生産されるもの、熟成によって生まれるものなどがあり、その数は100種類以上にも及ぶと言われています。
香りの種類について
完成した香りは、ある程度共通した表現を用いて表されます。
大きく4種類に分けることができます。
○花や果物のような香りは”華やかな香り”
○柑橘系の果物やハーブのような香りは”爽やかな香り”
○野菜や木、ミネラルのような香りは”穏やかな香り”
○穀物やナッツ、スパイスのような香りは”ふくよかな香り”
このように表現されます。
温度による香りの変化
日本酒は温度によってまるで違う香りを楽しむことができます。
比較して一番分かりやすいのが、『冷酒』と『燗酒』になるのでその違いを説明していきたいと思います。
冷酒(れいしゅ)
冷酒は冷蔵庫などで冷やしたり、グラスに氷を入れて飲んだりするのがおすすめです。温度帯は5〜15度で飲むのが良いですね。
日本酒は冷やすほどに香りが落ち着き飲みやすさが増していきます。冷酒に向いているお酒は、爽やかな味わいが特徴の吟醸系などが適しています。
燗酒(かんざけ)
燗酒は温かい状態で飲むお酒のことです。温度帯は30〜55度くらいに温めるのが一般的です。
日本酒を温めて飲むと、香りが広がり、まろやかでふくらみのある味わいになります。冷酒や常温では分からないような細やかな味わいや、深いコクを楽しめます。純米系などのしっかりとした味わいの日本酒に適しています。
まとめ
今回は【日本酒を飲んだ時の”香り” 〜香りの表現と温度の関係について〜】というテーマでまとめてみました。
同じお酒でも”温度”を変えるだけで全く違うお酒に変化します。
他にも「日向燗(ひなたかん)」「ぬる燗」「上燗(じょうかん)」「熱燗」「飛び切り燗」のような飲み方もあります。
温度だけを切り取ってもこんなに奥深い日本酒の世界は面白いですよね。
皆さんも興味があったら色々と試してみてください!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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””日本酒の内容をベース””に『デザイン』『マーケティング』『起業』にも関心があるので、それらの勉強や実践のプロセスを発信しています。