『問題解決』する際に必ず必要な”思考方法”について
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「問題は発見された時点で解決する」
一見、無謀なことを言っているように思えますよね。
しかし、今からお伝えする考え方を極めると、問題解決はそれほど難しいものではなくなります。
もちろん、一筋縄ではいかない問題もあるかもしれませんが、『問題解決』においてこの考え方が出来なければ、永久に解決することができません。
まずは基本的なことを理解して、日常の仕事や生活に落とし込んでみましょう。
具体例:『良い問題解決』と『悪い問題解決』
問題解決には、『良い問題解決』と『悪い問題解決』があります。
まずは、実例をみてみましょう。
問題:おしゃれで落ち着いた感じのバーを開店したが、お客さんが騒いでいて雰囲気が壊れてしまう。なんか思っていたのと違う。
○悪い問題解決の例
問題点:お客さんがうるさい
解決策:お客さんに静かにして貰うように注意する
○良い問題解決の例
問題点:お客さんがうるさい
解決策:店内を暗くして照明はロウソクにする。
ここで分かることは、『悪い問題解決は”表面的”にしか解決できていない』『良い問題解決は”根本的”な解決になっている』ということです。
思考方法:「具体⇄抽象」という考え方①
まず、先程の具体例を元に”お客さん視点”で思考の違いを解析していきたいと思います。
○悪い問題解決の例
簡単に言うと「うるさいから、うるさいと注意する」みたいな感じです。これだと根本的に問題解決出来ていません。言われた側もイラッとするかもしれませんし、お客さんが来るたびに注意し続けなければいけませんよね。
○良い問題解決の例
一方で、こちらの例は『暗い=騒ぎにくい』『ロウソク=静かな雰囲気』という抽象的な習性を利用して問題解決しています。つまり、”店長”に変わって”空間”によって「静かにしろよ!」ってメッセージを送っています。お客さんからすると「あっ、ここは騒げない雰囲気だな」となります。
思考方法:「具体⇄抽象」という考え方②
次に、先程の具体例を元に”店長(解決者)の視点”で思考の違いを解析していきたいと思います。
○悪い問題解決の例
とは言ったものの、これについては特に何も考えずに問題解決を行なっていますよね。「うるさいから、うるさいと注意する」なんて幼稚園児でも出来ます。 #口が悪い
○良い問題解決の例
ここではすっごく端的に思考を覗いてみることにします。
問題点:お客さんがうるさい
なぜ?:うるさく出来るような雰囲気だから
なぜ?:店内が明るくて楽しい雰囲気だから
どのように解決する?:店内を暗くて落ち着いた雰囲気にする
どのように?:照明を暗くしてロウソク立てる
『良い問題解決』と『悪い問題解決』にはこれほどの思考量の差があります。ただ思考量を増やせばいいというわけではありません。
きちんと思考方法に沿って解決していくことが大切です。
「具体⇄抽象」という思考方法で問題解決する
ここではこのように定義します。
○抽象化:Why(なぜ?)を問うこと
●具体化:How(どのように?どのくらい?)を問うこと
「よく分からない」と思う方もいるかもしれませんが、先程の”考え方②”を思い出して出てください。
問題点:お客さんがうるさい
○なぜ?:うるさく出来るような雰囲気だから
○なぜ?:店内が明るくて楽しい雰囲気だから
●どのように解決する?:店内を暗くて落ち着いた雰囲気にする
●どのように?:照明を暗くしてロウソク立てる
『なぜ?』『どのように?』の部分を変換させるとこうなります。
問題点:お客さんがうるさい
○抽象化:うるさく出来るような雰囲気だから
○抽象化:店内が明るくて楽しい雰囲気だから
●具体化:店内を暗くて落ち着いた雰囲気にする
●具体化:照明を暗くしてロウソク立てる
つまり、問題点に対して、『具体→抽象化→具体化』という思考で解決しているのが分かります。
問題解決においては、抽象化する思考力が決定的に重要になります。そして発見された問題を、具体化することによって解決していきます。
この『具体→抽象化→具体化』が問題解決において最強の思考方法になります。
まとめ
今回は、〜『問題解決』する際に必ず必要な”思考方法”について〜という内容についてまとめてみました。
「具体⇄抽象」の思考方法が身につけば、「自分の頭で考える力」が格段にアップします。
今行っている、仕事や生活の問題を『具体→抽象化→具体化』に落とし込んで問題解決してみてください。
きっと色々な発見があると思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
※この内容は、ビジネス書『「具体⇄抽象」トレーニング』を参考に作成しています。
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