テンジャンを仕込みました
キムチにコチュジャン、韓国にはおいしい発酵食品がたくさんありますよね。
先週は、コリアンタウンで韓国の味噌「テンジャン」作りに参加してきました!
韓国料理の味噌チゲにかかせないテンジャン。
韓国の味噌チゲは、ぐつぐつ煮込むほど風味が増すのが日本のお味噌汁と違うところ。
テンジャンは、蒸した大豆を潰して玉にし、乾燥し発酵させた메주(メジュ)という材料を使います。
メジュは藁に包んで軒先に1年ほど干し発酵させて作られるそうです。いわゆる味噌玉ですね。
教えてくださった先生の田舎では、村中メジュのなんともいえない匂いが漂っているそう(笑)
家庭でも簡単にテンジャンを仕込みたい人向けに、メジュを粉状にしたメジュカルというものも売られていて、今回はそれを使いました。
メジュカル自体にあまり味はなく、米ぬかに近い感じです。
材料は、蒸して潰した大豆、麦の粉に水を入れ漉したもの、唐辛子の粉など。
麦のおかゆも混ぜました。
水飴も加えてよく混ぜます。
混ぜ終わったら塩で蓋をして終了!
ここからじっくり熟成させ、秋ごろまで待つと食べごろになるそうです。
(旧暦の3月がテンジャン仕込みにいい季節とのこと)
伝統的な仕込み方法は、1年メジュを乾燥させたり、それを塩水につけてさらに1年熟成させて、かなりの工程と時間がかかるもので、聞くだけで少し気が遠くなりました(笑)
※地域や家庭により作り方の差はあると思います。
昔の人々の、こうすればおいしく体にいい味噌が出来上がるという知恵と根気って本当にすごいなと思います。
テンジャンにはがんの予防効果もあると分かっているそうです。
メジュをつかった伝統製法でつくられたものは재래식(在来式)と呼ばれていて、スーパーでも買うことができます。
秋に仕込んだテンジャンが出来上がれば、今年の冬はおいしいテンジャンチゲがたくさん食べられるはず。とっても楽しみです♡
今日も読んでくださりありがとうございました。