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【有料級】全てに共通する「学び方」の教科書

0. 人生は「学び」の連続

人生は生まれた時からずっと「学び」の連続です。何も勉強に限ったことではありません。歩いたり、走ったり、ゲームをしたり、人は全てのことで「学び」ながら成長していきます。この意味で、「学び方」を知ることは人生の真理を手にするのと同義です。

しかし、ここで問題が。「学び方」って普通は誰も教えてくれない。普通は、自分の中での成功や失敗を無意識に体系化しながら、自分なりの方法を習得していきます。私もそうでした。

でもどうせなら、限りなく成功に近づく「学び方」のノウハウを初めから知りたくないですか? 今回のノートでは、私が過去様々なことにおいて結果を出してきた、失敗しない「学び方」を皆さんにお伝えしたいなと思います。


自分の成功体験を言語化し、世の中に還元したいという思いでnoteをやっています。良ければ最初の投稿も読んでいただけると嬉しいです↓



1. 其の一:まずは先人に学べ 

1-1. 人の経験を自分にインストール

なにかを学ぼうとする時、とりあえず闇雲に始めてしまう人がいます。よっぽどの天才なら別ですが、普通はこのやり方はアウトです。では、どうするか。まず初めに必ずやらなければならないのは「リサーチ」です。

今やネット上には様々な体験記があふれています。我々が挑戦しようとしているものを既にクリアしている人がいるのであれば、その筋道に乗っかっていくのが一番手っ取り早い方法です。

その人自身、目標をクリアするまでにかなりの時間を費やし、試行錯誤してきたはずですが、同じ苦労を我々がする必要は全くありません。いわば、スマホにアプリを入れるように、人の経験を自分の中にインストールしてしまいましょう。その際に確認すべきこととは何でしょうか?

1-2. 確認するのは、主に3つ

先人に学ぶことは、ざっくり言うと「目の前にある山がどれほどか」を知ることに他なりません。要素をブレイクダウンすると、下記3つになります。

  • ✅その目標はどれぐらい難しいのか?(山の高さ)

  • ✅その目標にはどれぐらい時間がかかるか?(頂上までの時間)

  • ✅その目標をどうクリアしたか(頂上までの最短コース・難所・裏技)

まずは、目標の難易度。これは例えば、試験の合格率や合格基準などの達成条件を知ることです。その目標は自分の身の丈にあっているか?を確認します。必要に応じて、目標のレベルを上げたり下げたりすることが必要です。

続いて、目標達成までの時間。先人たちの体験記を見れば、だいたいどれぐらいの期間でどれぐらい勉強/練習すれば到達できるのかが見えてきます。これは、後ほど出てくる目標を立てるフェーズにおいて欠かせないプロセスです。

最後に、目標達成方法です。勉強なら使った参考書や試験の裏技、スポーツなら練習方法や技のコツなどが当てはまります。先人たちがやってきた中で何が最もコスパがよさそうか、最初に見極めることが重要です。

1-3. 注意が必要な生存バイアス

ただしここで一つ注意。それは生存バイアスです。

生存バイアスとは、何らかの選択過程を通過した人・物・事のみを基準として判断を行い、その結果には該当しない人・物・事が見えなくなること。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

体験記を書いている人は基本的にうまくいった人が多いため、実際は同じ方法を実践しても失敗した人がいる可能性があります。

生存バイアスを避ける効果的な方法は、先人のバックグラウンドを確認することです。年齢、もともとのスキル、性格、などが自分と属性が近い人をモデルロールに選ぶことによって、大外れすることを避けられるでしょう。

1-4. もし先人がいなかったら?

ほとんどないと思いますが、もしあなたが挑戦していることが先進的過ぎる場合やニッチすぎる場合、先人がいない可能性もあります。その場合は、あなた自身がパイオニアとなる必要があるので、少々時間がかかってしまいますが、逆に新しい市場を作るチャンスだと思って、頑張りましょう。成功した後に体験記を世界に公開することをオススメします。

2. 其の二:"VCA"目標を立てよ

2-1.  目標には種類がある

これは完全に私が作った概念ですが、目標には3種類あり、それをVisionChallengeActionの頭文字をとってVCA目標と呼んでいます。遠くにあるVisionから目の前のActionまでを分類して考えます。

2-2. Vision型目標✅

これは3つの目標のうち最も上位概念です。あなたがこうなりたい、というVision(ありたき姿)を考えましょう。できれば、「1年後にこうなっていたい」のように少し先であっても期限をつけておくのが良いです。

2-3. Challenge型目標✅

これはVisionを実現するために必要なChallenge(試練)についての目標です。例えば、Visionが「1年後に英語の日常会話ができるようになりたい」であれば、Challengeは「半年以内にTOEIC 700を取る」といったような形になります。試験や大会のように、成果が形となるものが適しています

2-4. Action型目標✅

これは、Challengeを達成するための日々のAction(行動)についての目標です。具体例は、「毎日20単語やる」といった感じです。ここで大事なのは、あくまで行動についての目標であり、成果までは求めないことです。

学習において一番重要なことは小さいことの継続・習慣化であると断言できます。ただし、よほどの精神力がある人でない限り、完璧を求めると習慣は続きません。なのでここでは「完璧にできなくてもいいからとりあえず○○をやる」という行動自体を目標にするようにしましょう。

3. 其の三:努力と成果の法則を理解せよ

3-1. 努力のカタチを見てみよう

努力すればするだけ成果が出る。もしそんな世界だったらどれだけ楽でしょうか。みなさんもお分かりのとおり、実際はそんなにうまくはいきません。以下のグラフをご覧ください。

https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=54756?site=nli より引用

このグラフは、薬の用量(使用量)と効果(作用)の関係性を表しています。これは、シグモイド関数(S字曲線)といわれるもので、努力と成果の関係性を非常によく表していると言えます。

3-2. 最初の努力はめちゃくちゃしんどいが効果的

上のシグモイド関数が表すように、最初は努力投入をしても全然効果が出ないしんどい期間が待っています。言ってみれば当たり前で、そのことに対するあらゆる知識が不足しているので、少し前進しても山の頂上ははるか遠くに感じます。

しかし逆に言うと、序盤の努力は全体でみるとすごくコスパが良いのです。なぜなら、シグモイド関数の半分より左側に注目していただくと、序盤の努力投入は真ん中にかけての上昇を担保するものだからです。

反対に、半分より右側に注目すると、後半は努力投入を続けても伸び率は小さくなっていきます。これをよくサチる(英語の『Saturate: 飽和する』から来た造語)というのですが、序盤の努力効率の良さを表しています。

4. 其の四:"やる気スイッチ"は無理やり押す

4-1. 人は追い込まれないと何もしない

私は、性善説や性悪説のような形で、「性怠説=人は生まれながらにしてみな怠惰である説」を唱えています。先ほど言ったように、何かに挑戦する際には必ず苦しい序盤があり、億劫になってしまうものです。そんな時に必要なのは、自分を追い込むスイッチを無理やり押してあげることです。

4-2. 締め切りを設定する

まず手っ取り早い方法は、いつまでにChallenge目標を達成するというお尻をきめてしまうことです。締め切りを具体化することで、なんとなく生きていた「今」が目標へのタイムライン上の「今」に変わります。

4-3. 公言してみる

これも割と効果があります。目標を自分の外に出してあげることで、周りから怠惰な人間だと思われたくないという心理が働き、行動に移すことができます。家族や友人、SNSなどで思い切って言いましょう。

それでも恥ずかしくて言えない人もいると思います。もしかしたら目標に向かって頑張っている同士になら言えるかもしれません。近い将来そういうメンバーシップも作りたいので、一緒に頑張りましょう!

4-4. お金をかけてみる

お金で解決するというのも一つの手です。お金を出してスクールに通ってみるであったり、高めの道具を買ってみるであったり、やり方はそれぞれですが、「貴重な自分の財産を投資したのだからやらなければ」という気持ちになることができます。

ですが、お金をかけるというのは瞬間の痛みなので、意外と後になると忘れてしまうと個人的には感じました。なので、あくまで最終手段として考えていただき、やりすぎには注意です。

5. 其の五:自分のご機嫌は自分で取れ

5-1. 人はご褒美があると頑張れる

私は一時期、アメリカのペンシルベニア大学のニューロマーケティングコースを受けていたのですが、その時に人の脳には「報酬系」という神経ネットワークがあることを学びました。簡単に言うと、人の脳は「ご褒美」で動機付けすることができるのです。

5-2. 自分にご褒美をあげるのは自分だ

自分が喜ぶことは自分が一番良く分かっているはず。目標の大きさ・難易度などに応じて、自分がちょうどよく喜んでくれそうなものをご褒美に設定しましょう。

例えば、Action型のような比較的簡単な目標に対しては、スイーツなどの小さ目なご褒美を、Challenge型のような難易度高めの目標に対しては、ずっとほしかったものを買う、旅行に行くなどの大きいご褒美を設定しましょう。

また、このご褒美はほかの目標と組み合わせることによってより効果を発揮します。例えば、勉強とダイエット両方を目標にしている方は、勉強で○○を達成したときにだけ○○を食べていい、のような組み合わせを作ると相乗効果が生まれます。


ここまで読んでいただきありがとうございます。今回ご紹介した「学び方」の方法論をまとめると、以下のとおりです。

1. 挑戦する目標について、先人に学ぶ
2. 効果を加速させる"VCA目標"を立てる
3. 努力と成果の法則を知る
4. 無理やり"やる気スイッチ"を押す
5. ”ご褒美”で自分のご機嫌を取る

次回は、この「学び方」の実践編として、私が0から3か月でフランス語検定3級に合格した方法を書いていきたいと思います。

気に入ってくださった方、応援してくださる方、ぜひフォロー、スキをよろしくお願いいたします!これからも自分の体験や考えを還元できるように頑張りますので、よろしくお願いいたします!

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