病気を消すのは?
「何も考えられん痛み、わかるわ」
『いやホント渦中にあるとね……』
「ただもう痛くて苦しうてな」
『人それぞれ症状は違うんだけど』
「痛いやら苦しいやらは共通や」
『医者は対症療法しかできないよ』
「そりゃそうや。薬か手術かな」
『根本的に消す完治は無理なのさ』
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こんにちは!
フジミドリです☆
─こちら西遊記はフジミドリの別アカウントとして創作裏話をお伝えしております─
さて今回の【癒や詩絵物語】は【健康】について物語と詩を編み、いつものように朔川揺さんの柴絵で締めました。
お楽しみ頂けましたでしょうか。
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「まぁ、痛くてどうしようもあれへんかったら、薬飲んだり救急車呼んで病院行かなあかんいうのは緊急措置としてあるやろ」
『たーしかに確かに。けど、問題はその後だよ。地球人が勘違いしちゃってんのは、医学で病気を消せるって思い上がりだね』
「思い上がり。そらまたキツい言葉やな」
『病気を作り出すのは医者じゃないからさ』
「なるほど。わたしらの体いうか細胞や」
『病気になるのは必ず理由があるんだ』
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いやいや、病気は偶然かかるもの、遺伝だから仕方がない、生活習慣を改めれば防げる……そのような捉える方もあるでしょう。
病気は撲滅すべき悪いもの──道術と出逢う以前の私が考えていたことです。
いつも不安でした。
病気や健康法の情報に振り回され、試しては挫折、そしてまた……だったのですから。
病気は心の不具合と平衡を保つため細胞が作るから、理解すれば必要なくなって消える。
そんな捉え方は知りませんでした。
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「理解すれば消えていくんか」
『今ではそう信じてるわけ』
「なんか漠然としてわかれへん」
『あはは~たーしかに確かに!』
「何をどうすればええんやろ」
『中真の仙骨に訊けばいいんだよ』
「そうは言うてもイマイチなぁ……」
『信じる者は救われるって言うじゃん』
「宗教かよ。まぁ相手は自分やけど」
『そう。細胞に働く法則を信じるのさ』
「世の中、信じられへんものばかりやで」
『だから自分が教祖。家庭教祖だね』
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道術では〈病気の状態も含めて健康である〉という捉え方をしています。
病気とは、私たちを生存させるために細胞が作り出した症状なのです。痛くて苦しくてもこの症状が出なければ死んでしまう──
そのように理解します。
とはいえ、痛みの症状が出てしまうと、なかなか中真の仙骨を意識できない私でした。
そこで普段からできる限り意識しています。細胞の声に心の耳を澄ませるのです。
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『イラストありがとね~癒されたよ』
「そら、よかったわ。嬉しいことやで」
『アザラシみたいでカワイイよな』
「元ネタの写真はこっちやねん」
『うーん。波動がちょっと違うね』
「描いた本人はわかれへんのやけど」
『絵を観てると感じてくるんだよ』
「あっはっは。それこそ宗教や」
『まさにそうだね。感じとる力というか』
「まぁ同じ絵を観ても、人それぞれやから」
『他界して頼れるのはその感覚だけさ』
「ついずっと生きる気になっとるけどな」
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お読み頂きありがとうございます!
次回フジミドリは10月6日午前十時です。こちら西遊記が木曜午前十時となります。
是非いらして下さい。