思考は自問自答で
「考える時の基本やで。自問自答は」
『けどさ、できない子が多いのよ』
「ホントなんか~信じられへん」
『揺さんはフツーにやってた❓』
「そうやねぇ。わたしは子供ん頃から、自問自答と二律背反が基本やったな」
朔川揺さんは、私フジミドリのアイコンを描いて下さいました。今回は対談形式のお相手をお願いしております。
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『子供の頃から自問自答ねぇ。たーしかに確かに。言われてみればオレもだわ」
「せやけど、これまでフジさんが教えてきた生徒はん、自問自答でけへんかったんや」
『うん。なんでだろうね』
「……フツーやらへんか」
『あれ。考えてみるとオレもヘンだな。自問自答はフツーだろって考えながらも、生徒ができないのを当たり前だと思ってる』
平成元年から塾講師を務める私ですが、自問自答する生徒には会ったことがないのです。
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「まぁな、矛盾が人間の本質やから。太るのイヤ~でも食べたい~どうしよ~えいっ!」
『ちょっと。気合い入れて食べないでよ』
「このパンケーキ、レモンクリームええな」
『ホントだ。甘酸っぱい。でさ。今度の物語講座は自問自答の勧めを書こうと思ったの。意外とやってない人っているかもね』
「わたしが小説を書く時は、降りてくるから自問自答とはちょい違うかも。キャラが自分で話すセリフを聞き取る感じやねん」
揺さんと私は、某サイトでそれぞれ小説や詩を連載中に出逢いました。早いもので、かれこれ十数年ほど前になります。
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『降りてくるってのがわからない』
「そうやなぁ。リンクするいうんか」
『キャラが勝手に動き出すってやつか』
「アタマで考えるんとは違うな」
『あ。オレが塾で教える時と同じか。話してるとスッと浮かぶ。自分じゃない感じでさ。良いこと言うな~誰だお前、みたいな』
「フジさんはエッセイ書いてはる時もやな。ミドリさんと一緒。女の気持ちわかってへんとか言われるんやろ。ぷふっ」
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そうです。フジミドリという名前が浮かんでから、突然書けるようになったのです。それまでホント書けませんでした。
ミドリが助けてくれるからオレは書ける。
そんな在り方が、自然とできたのかもしれません。在り方を見直せば脳は変わります。
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「自問自答の相手が誰かいうんは大きなポイントかしれへん。今ふと思うたわ」
『あはは~それってまさに揺さんが今、自問自答してくれた答えじゃないの?』
「あ。それ言えとるわ。確かに」
『はは~声が聞こえるんだね』
「そうやな。ボソッいう感じや」
『創造の女神とか。守護霊かもね』
現代社会では、心から信頼できる相手はなかなか見つからなかったり致します。
信じるから裏切られるのだろう。なんて皮肉な逆説を言われてしまいそうです。
もしも自分の中に、自問自答の相手をしてくれる完全完璧な存在がいたら嬉しいのに。
そんな空想が浮かびます。
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