notインターンシップ!「オープン・カンパニー」を学生はどう捉えている?
皆さん、こんにちは。マイナビ 採用コミュニケーションらぼです!
「オープン・カンパニー」という言葉を、聞いたことはありますか?
2023年度のインターンシップ・仕事体験の制度改正により、業界・企業による就業体験を伴わない説明会やイベントは、オープン・カンパニーとして定義されることになりました。
このオープン・カンパニーについて、学生たちはどう捉えているのでしょうか?
マイナビのモニター調査から、考えてみたいと思います。
※マイナビ 2025年卒 学生就職モニター調査 2月の活動状況/2025年卒業予定の全国大学3年生及び院1年生/2024年2月25日~2024年2月29日実施
1.オープン・カンパニーとは?
改めて、「オープン・カンパニー」の定義について触れておきます。
オープン・カンパニーとは、企業や業界・職種などに対する理解を促進するための活動のこと。原則として全学年・全学部を対象として実施され、単日で行われるケースがほとんどです。(マイナビ2026に掲載されている定義を要約)
以前はワンデーインターンシップとも表現されていましたが、「インターンシップ」とは言わないんですね。
そんなオープン・カンパニーですが、具体的にはどんなプログラムが実施されるのでしょうか?
一般的に行われているものを、下記に並べました。
・業界研究・職種研究
・オフィス・工場見学
・社員交流会
・教育プログラム
広く浅く、業界や企業について知ることができる機会、と捉えることができますね。
2.学生たちはどう思っている?参加している?
インターンシップとは少し立ち位置の異なるオープン・カンパニーですが、学生たちはどのように受け止めているのでしょうか?
25年卒の学生にマイナビが実施した調査によると、62.1%の学生がオープン・カンパニーに参加経験があると回答しています。
参加理由としては、「どんな企業か知りたい」「職種や仕事について知りたい」「業界研究を行いたかったから」といった声が多く挙がっています。この参加率の背景には、学生が企業や業界を理解したいという想いがあることが汲み取れます。
長期のインターンシップに参加する前に、まずはオープン・カンパニーで情報収集を行いたいと考える学生も一定数存在し、具体的な業務を体験するインターンシップに比べ、気軽に参加できる点が受け入れられているのかもしれません。
3.オープン・カンパニー開催で気を付けたいこと
オープン・カンパニーについて、学生の志向も交えて考えてきました。その気軽さがポジティブに捉えられているという点からも、インターンシップ開催はリソースの問題もあってなかなか踏み出せない…という企業においては、まずはオープン・カンパニーから始めることができるかもしれません。
オープン・カンパニーは学生からのフィードバックを得る貴重な場でもあります。学生からの意見や感想を取り入れることで、企業の改善点を明確にし、今後の採用活動に活かしていくことにもつなげていけるのではないかと思います。
ただし、注意したい点も。それは、プログラムをきちんと「オープン・カンパニー」と明記することが大切、ということです。
そうしないと、職場での仕事体験が含まれるインターンシップと思って参加した学生たちの満足度が下がってしまうというデータも出ています。どんなプログラム内容なのか、何を得ることができるのかなど、学生へあらかじめ情報開示しておくことは、忘れずに実施いただきたいなと思います。
ここまで、「オープン・カンパニー」に関して考えてきました。
インターンシップとの違いをご理解いただいたうえで、オープン・カンパニーの開催の参考になればと思います。
本日は、ここまで!以上、コミュらぼでした!