読書の新しい形:倍速再生に向く本と向かない本

オリジナル記事はこちら:https://sairyu-sensei.com/baisokusaisei/

新人研修の際、私は必ず「専門外の本を読みましょう」と伝えています。専門外や歴史の本を読むことで、人間や話題の幅が広がります。

満員電車や買い物、ウオーキングなど運動で忙しい現代人。その間でも時間は流れていきます。

楽しみながらできる読書に「読み上げ機能」で読むことができるようになりました。

読書は人間の幅を広くする。読書の新しい形

紙の本と電子書籍が出版数で逆転して数年。最近は電子書籍の利点、「読み上げ機能」を活用した読書が流行しています。

スマホで読書

電子書籍でおなじみKindle。その他にも様々な電子書籍アプリがあります。

Amazon Kindole
楽天Kobo
角川BookWalker
ebookjapan
DMMbooks
etc

そして読み上げは専用のオーディブルや、Iphomeであれば読み上げ機能が使えます。Amazon Fireタブレットも読み上げ機能があります。

殆どの読み上げソフト・アプリは無料で使えます。

倍速再生

読み上げで便利なのが「倍速再生」。iPhoneでは0.5~2倍速の調節ができます。

Kindle Fireは3倍速。

耳が慣れてくると、自分で読むよりも早く長く読めます。

最初は難しくても、徐々に耳が慣れていきます。

実際にやってみると、内容は把握できますが、読み方に抑揚が無く、読み間違い等がまだまだ技術向上の余地があります。

場所を選ばず本が読める

紙の本の場合は、本そのもの持って歩く必要があるため、厚い本は比例して重くなります。また、車の運転中などでは読むことができません。

電子書籍になり、紙の重さからは解放されました。出張や旅行でも、空いた時間にタブレットやスマホで読むことができます。

そして、読み上げ機能を使う事で、ウオーキングや満員電車、車の運転中でも本が読めるようになりました。掃除機をかけながら、茶碗を洗いながらなど、ながら作業ができるはばが大きく広がりました。

とはいえ、激しい運動(ランニングや水泳)や、集中力が必要な作業、人が多い場所での運転中は、お勧めできません。次に話すデュアルタスク脳の両方を集中させるため、耳からの言葉が自動的に集中力を散漫にさせてしまいます。

また、食事中の読書は、味わいを薄くしてしまう為、食事を作ってくれた人に失礼です。

脳の特性を理解する

多くの人間にとって、耳から言葉を理解できる最適の速さは1分間に300字と言われています。

よくNHKアナウンサーがニュースを読むときの速さと言われますが、これは聞きながら考えを巡らせられる速さ。

早口でしゃべる人はどうしても力強くなってしまい、軽薄さが伴ってしまいます。

ゆっくり話すことで、相手の納得を得る事につながります。

さて、倍速再生の場合ですが、言葉から脳で情報を組み立てるのは、もっと早くできるとのこと。じっくり考える必要がないからです。

更に、人間はデュアルタスクと言って、何かをしながら別の事ができます。ラジオを聴きながら料理する。車の運転をしながら音楽を聴いて歌を歌える、等です。

脳は瞬時に必要な情報、必要でない情報を自動で識別します。

目からの情報は一度に入る情報の種類が多い為、識別に時間がかかってしまいます。また、読んでいる様で結構飛ばし読みをしてしまってます。

読み上げ読書に向く本・向かない本

さて、今回の本題、どんな本が読み上げでオススメなのか、逆にお勧めできない本について書かせていただきます。

小説・エッセイは読み上げ向き

しっかり味わえる小説や主義主張を読むエッセイは電子書籍の読み上げ機能を使う事で楽しめるジャンルです。

文字がほとんどで、情景描写等も読み上げ機能で充分楽しめます。

また、一文字一文字しっかり読み上げるので、推理小説の様な布石を読み飛ばさないようにする読み方ができます。

また、男女ともに読み飛ばしが多い官能小説や恋愛小説。一人で車移動やイヤフォン装着のウオーキングなど、周りの人が聞く可能性少なければ、官能の世界に浸るのも良いでしょう。迎えることができなかったモテ期などを耳からの妄想で広げることができます(くれぐれも運転注意)。

ただ、三国志や論語の様な中国古典は、漢字の読み方が違いので、若干読み上げで混乱することが起きてしまいます。

これより下は有料部分。こちらでも観ることができます:https://sairyu-sensei.com/baisokusaisei/

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