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#199 フーガの魅力と奥行き!「対唱」をもっと歌おう!!

皆さん、こんにちは!

今日のレッスンnoteのは

フーガの「対唱」を歌おう!

というお話です。

フーガは主題(テーマ)が必ずあり、それを模倣していく形式ですよね。

・その初めに出てくる主題のことを専門用語で主唱(しゅしょう)と言います。

・主唱の次に、同じモチーフが5度上ですぐに出てくるのですが、それを答唱(とうしょう)といいます。

・その答唱が登場する時に、同時に出てくる新しいモチーフがあるのですが、それを対唱(たいしょう)と言います。

平均律1巻13番フーガより。この中に対唱は3ヶ所あります

それぞれのフーガの曲にもよるのですが、この対唱は主唱が出てくるたびに一緒に出てくることがかなり多いのです。

今回は、この対唱にスポットを当てて、いくつかのフーガを弾いていきます。


その中で

・対唱の大切さや、
・対唱が生きている演奏と生きていない演奏の違い
・練習方法など

をご紹介していきます。

というのも、この対唱って、すこし意識が薄くなりやすいんですね。

主題のことは大事にするけど、対旋律はなんとなく雰囲気に任せて弾いているっていうことがけっこう多いなと感じます。

本当に「2人の自分」がいないと、難しいなと思います。

主題はもちろんなんですが、対唱、対旋律について、よく歌って準備しておくことがとても大事です。

・なんとなく弾いている
・主題ばかりに意識がいって、あまり聞こえない。音量も弱すぎる
・棒引きみたいになってる
・歌ってるけど、なんだか薄い
・対唱だけが大きすぎる→あまり無い

↑このようになっては、フーガの本当の魅力は出せません。

今回は前半にバッハの平均律クラヴィーア曲集13番のフーガについてお話して、後半は「対唱」にスポットを当てながら複数のフーガを弾いています。

対唱はどれ?と言いますと、こんな感じです。(上に載せた譜例と同じものですが、あらためて)⬇︎

実際に演奏しながらお話していきます。

フーガに取り組まれる方はぜひご覧ください!

では動画はこちらからです。32分です。

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