2月19日(土)蒸し愛づる媼〜媼一人で住むところは、寂しげなるこそあはれなれ。だって週末。
蝶愛づる媼たちの住み給ふかたはらに、一人住みたる媼のありて、なべてなるさまに、きはぎはしかざることかぎりなし。
この媼のいふこと、「人々の、キャビア、トリュフやと愛づるこそ、はかなくあやしけれ。」
よろづの根菜の実りたるを取り集めて、「これがならむさまを見む」とて、蒸し器に入れたる。
中にも「里芋の心深きさましたるこそ心にくけれ」とて、明け暮れは、耳はさみをして、盆猿のうへに並べて、まぼりぬ。
「人はすべて、つくろふところあるはわろし。」とて、眉さらに抜きたまはず、いと白らかに笑みつつ、この根菜どもを、朝夕にめでしたり。
(・・・続くかも)
30数年ものの蒸籠だ。いろんなものを蒸してくれる相棒。青ものなどはあっという間に蒸しあがる。お豆腐は白和えの素を作るため。
根菜も。
ついでに、海苔の佃煮と白和のベースも作った。みりんと醤油だけのすっきりとした佃煮が好き。
そして、今日の夕餉
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