
例え誰に同意されなくても私はその食べ方を愛しているのだ
人の思考や志向や嗜好は様々です。
こんにちは。
彩夏です。
突然だけれど私は、伊勢名物「赤福」が大好きだ。
今は販売エリアも拡大されて、昔に比べると購入しやすくなったとはいえ、「旅行のお土産です~」なんて赤福を手渡されると、反応は人それぞれだとは思うけれど、私は「なんてセンスの良い人なのかしら」だなんて、一瞬でその人を好きになってしまう。
そう。
私には「大したものではないですけれど」の赤福ではないのだ。
その赤福が、2007年、一度製造した製品を冷凍保存し、解凍した日を製造日と表示し直して消費期限を偽装していたということで無期限営業停止となってしまった。
当時この問題はマスコミに大きく取り上げられていたし、あの赤福が消費期限偽装をしていたということは衝撃ではあったけれど、私にとって一番の問題は「赤福をしばらく食べることができない」という事だった。
2007年10月19日より無期限の営業禁止処分となった赤福は、その後2008年1月30日に解除となり、再販されることになる。
と。
熱量たっぷりにここまで書き進めたけれど、偽装問題がどうのこうのという難しいことを書くつもりではない。そもそも実際いつからいつまで営業禁止だったのかも、引用した朝日新聞記事を読んで「そうやったんか」と今日初めて知った。
それにこの営業禁止の間に誰かが「ほんまは彩夏にお土産として赤福を渡したかったんやけど」と考えた人が、いたorいなかったなんてわからないし、ここまで私が赤福を愛してやまないということを知っている人も恐らくいないだろう。
私が言いたかったことは、あの偽装問題から明らかに赤福のアンコに包まれる餅のクオリティが上がったということなのだ。これが消費期限遵守の結果なのだろうと思う。
それまで赤福の餅は噛むとブチッブチッと千切れる感じだった。
だけど再販されてからの赤福の餅はとても柔らかい。
幼き日から慣れ親しんだ、愛すべき赤福とは違う物となった。
食品会社において偽装は絶対にあってはならないことだとわかっている。
だけど勇気を出して、あえて「怒らないでね」という一言を添えて言ってしまうなら、私のように偽装されていた赤福を愛していた人間もいるということなのだ。
ついでに言うと、餅がブチブチ千切れると喉に詰まりにくい。

やっぱり赤福は黒餅よね
過去の赤福を忘れることができない私は、いつも冷蔵庫に一旦保管してから食べるようにしている。柔らかい餅が好きな人からすると「どうにかしてる」と思われたとしたって、私は冷蔵庫に入れる。
それと同系統で言うならば、ミスタードーナツ(主にエンゼルクリームとオールドファッション)も一旦冷蔵庫で冷やしてから食べるし、山崎製パンのホワイトデニッシュショコラもぜひ冷やしてから食べたい一品。
ホワイトデニッシュショコラなんて毎日食べれる。

もちろん冷やさなくても十分美味しいけれど、「とりあえず一旦冷やす行為」は私の家族は同意してくれている。
そこのあなたもきっとそうでしょ??
トップ画は《ナカハラミヤコ@はじめて労務》さんからお借りしました。
それでは。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ばいなら