kaze
風が吹き荒れる日も、変わらずそばにいて
窓を叩く風の音に怯える僕を、みつけてくれる
どこに向かえばいいかわからなければ、君の足跡に続いた
風が孤独を追い越す瞬間、その風が悲しみに包まれる
永遠に飛ばされる届かない声は、僕の足跡を消していく
風よ、届け
紫陽花の色褪せる小道を歩き、
君の香りを探して、風に問いかける。
涙のように冷たい雨が、頬を伝い落ちる。
風よ、届け、この切ない想いを。
君の温もりを感じるその場所へ、
僕の心を運んでくれ。
あとがき
すべては風の吹くままに
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