私は私の中にいる

背景に映る空は、青いキャンバスのよう
澄み渡る海が鏡となり、世界を映し出す

風がささやき、木々が揺れるその音
私の心にも、同じリズムが流れる
遠くに見える山々、雲が包み込むように
まるで私はその一部のようで、溶け込み
青空に浮かぶ一羽の鳥 その自由を、
私の中でも感じている

私は私の中にいると感じる時
全てがひとつの調和となり
心の奥に広がる草原には、
無数の花が咲き誇るように、
思いが溢れてくる

色彩が私を包み込む 空の深さ、森の静けさ、
その全てが、
私の中に息づいている

私は今、ここにいる
この美しさは、ただ外にあるものではなく
私の心から生まれてきたもの

まるで星々が夜空に瞬くように
私の心の中に広がる光も、 外の世界を照らす
私は私を見つめる

そして、この美しい背景を 心の中に抱きしめる

あとがき
広がる空と海、その境界は曖昧で、まるで世界そのものが溶け合っているよう。風に揺れる草原、遠くに霞む山々、空を舞う鳥—— それらはただの風景ではなく、心の奥に広がる景色のよう。

外の世界の美しさを見つめながらも、それが心の中の静けさと重なっていく瞬間。この美しさは、ただそこにあるのではなく、自分の中にも確かに存在している。

孤独ではなく、世界と一体となる感覚。
時間が消え、「今、この瞬間」だけが満ちている感覚。
この詩とイラストが紡ぐのは、そんな穏やかな対話。

美しい背景を見つめながら、本当の自分を見つける旅が続いていく。
それはきっと、私たちがどこにいても、どんな時でも感じることができるものなのかもしれません。

あなたの心にも、この風景がそっと広がりますように。