私の愛するナンバー。
■歌手・松任谷由美/曲名『メトロポリスの片隅で』。
・私が日本、海外、現在のベトナム、どこで暮らそうが昔から聴き続ける女性シンガーのナンバーがある。時として落ちていく気持ちに、切ない想いへピリオドを打つように、彼女たちの歌声は私に笑顔や明るさや前進する力を再び取り戻させてくれた。
・最初の曲は私が小さい頃、親戚の大学生に教えてもらった。当時彼は横浜の実家から都内まで私の家庭教師として、車で毎週のように通い勉強を教えてくれた。お見送りの際、彼の車内に流れていた曲が松任谷由美の『メトロポリスの片隅で』だった。
・大人の恋を言葉に、失恋をフレーズに込めた働く女性へ、恋する大人たちへエールを贈る曲だが、幼い私は当然「恋」というものが甘いのか、酸っぱいのかまだ何もを知らなかった。その日から年齢を重ねる度、この曲の魅力がより増していった。
・松任谷由美本人の曲動画、中々良いものが見つからず、オリジナルでないが曲の魅力が反映された他アーティストが歌う動画を貼り付けている。
■歌手・松田聖子/曲名『マンハッタンでブレックファスト』。
・私は好きな人に好きと伝えられず、イタズラや気のない素振り等をすることでしか彼女への恋心を表現できなかった頃に出会ったこの曲。
・「トーストにため息を乗せて」とは一体どのような味わいなのだろうか、「マンハッタンの恋は偶然」とはどういうことだろうか、恋とは予期せぬものなのか等と思ったものだ。
・彼女のナンバーには数え切れない程の名曲がある、特にこの曲を私は何度も繰り返し今日ベトナムの日々の暮らしの中でも良く聴いている。
■歌手・野田幹子/曲名『太陽・神様・少年』。
・このナンバーを知ったのは80年代後半『ミノルタα7000』のCMソングとして採用されたことが切掛となり、そして時代が流れYouTubeで改めてこの曲と再会を果たした。
・「恋はギリシャ生まれ」、「君は神話の生まれ」、「海のインクで書いたラブレター」等と言葉が折り重なって生まれる独特な世界観と不思議さに恋はきっと様々なカタチがあるのだろう、と幼くも感じた。
・この調子の良いナンバーと少年の屈託のない笑顔が映るCM映像には太陽、笑い、緑、芝生、犬、水飛沫が散りばめられ、私はワクワクし和かに自然とこの曲を何度も口ずさんだことを想い出す。