見出し画像

書棚は心の変遷を映す。

■ベトナムの電子書籍利用者。
・最近のニュース、「ベトナムの電子書籍リーダー利用者30万人で増加率年+15%(世界+8~10%)の伸びを見せる」。
・現在ベトナム国内では「米アマゾン『キンドル』、中国のオニックスインターナショナル『ブックス』、楽天『コボ』、スイスに本社を置くポケットブックインターナショナル『ポケットブック』の4ブランドが販売されており、特にキンドルとブックスに人気がある」。

■広がりを見せる市場。
・ベトナムの電子書籍リーダー販売大手『アキショップ』がホーチミン市で開催した電子書籍リーダーの販売イベント『インクノベーションデー』では「先進的なeインク画像技術を使った電子書籍リーダーを紹介。注目を集めたのはアキショップと出版社のアルファブックスが共同開発した電子書籍配信プラットフォームアプリ『サビ』を発表した」。
・同アプリユーザーは「本を購入することもできるほか、柔軟な支払いプランで読み放題のサブスクリプションに登録することもできる。4ブランドの電子書籍リーダーに対応しており、海外在住のベトナム人もアクセスできる」、「12月初旬にまずAndroid版をリリースしその後iOS版のリリースを予定」している。

■本屋の香り。
・余談、日本等、海外で暮らし働くベトナム人は上述のサービスを通して、母国語でベトナムの書籍を読む事が出来るので世界中に居るベトナム人は今後利用を検討する機会も増えるだろう。またベトナム人然り日本人も本好きが多い国民である事から、日本国外に居ながら日本の書籍を楽しめる事は大変に喜ばしいニュースである。
・私はキンドルを利用する前、一時帰国の度に日本の本屋で書籍を購入し、滞在期間、帰路、ベトナムで読書を楽しんだ。今ではほぼキンドル一択だが、帰国の際は必ず本屋に立寄り、紙の手触り、インクの香り、書籍の重さを静まり返った空間で感じる、妙に心落ち着く一時が好きなのだ。
・また近隣国へ旅行する時、街に日本の本屋があれば伺い、最低一冊は書籍を買うようにしている。そしてその書籍に購入時にもらったレシートを挟んでおく。またいつかその書籍を久し振りに開いた時、レシートの日付も確認出来る、すると「数年前はこの様なタイトルの本が私の心に刺さっていたのか」とか、「10年前、この様なタイトルやジャンルに興味を抱いていたのか」と自身の気持ち、こころ、考え方の移り変わりを楽しめるのも書籍の素晴らしさなのかもしれない。

いいなと思ったら応援しよう!