広がる職業への選択肢。
■Z世代に製造業が不人気。
・最近のニュース、「ベトナムのZ世代(2025年凡そ7,000万人労働力の約1/3を占める見込み)に製造業が不人気」。
・上述のように「Z世代の影響力が増す中、その需要と希望に応えるため、製造業界は柔軟な働き方や福利厚生の充実を図るべき時期が来ている」。
■製造業は試行錯誤。
・2023年の職業選択に関して1万4000人以上のZ世代の調査では、「飲食、リゾート、金融サービス、小売などを好むと解答し、製造業はトップ10から外れた」、また「多くの製造業は週6労働、厳しいシフト制やルール厳守、これがZ世代には好まれない」。
・製造業のある企業は「服装自由などの福利厚生を充実させ、1~2年での昇進ルートを明確にするも応募者は集まらない」と話す。
・Z世代の明確な定義はないようだが「一般的には1990年代後半から2012年頃に生まれた世代を指し2024年現在、20代前半から10歳前後の年齢の人が該当」し、彼らは「物心ついた頃から先端的なテクノロジーやデジタル技術に触れているため、インターネットやテクノロジーとの親和性が高い」事が特徴に挙げられる。
■様々なサービスが台頭。
・余談、以前私のnote『製造国+消費国≒ベトナムの今』でも記述したが、今ベトナムは様々な小売業、サービス業、オンライン販売等が立ち上がり、「ベトナム=製造国」という捉え方だけではこの国を読み取る事は難しい。
・流行やトレンドに感度が高い若者は新しい事、楽しそうな事に消費を惜しまない雰囲気がある中で、職業の選択肢が広がっていく事肌身を持って感じているのが、上述の調査結果に表れていると私は捉えている。
・製造国と言う側面、消費国と言う別の顔、今後様々な表情がプラスに働きベトナムの新しい未来が描かれていく事を期待する。