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得手不得手を認め合う人々。

■世界の職場満足度調査。
・最近のニュース、「『職場満足度調査』、アジアでベトナム首位、台湾2位、日本9位、世界ではフィンランド首位、デンマーク2位」。
・米国の世論調査・コンサルティング会社ギャラップ(Gallup)は「『世界(160の国・地域を対象)の職場の従業員意識調査2024年度版』発表データより、ベトナムは職場に満足と回答する従業員の割合が51%となりアジアでは断トツに高かった」と発表。
・本調査は2023年実施され各国従業員12万8000人を対象としたデータに基づき算出され、世界全体では「仕事で成長のモチベーションを感じている」と回答した人が34%、「仕事に苦痛を感じている」58%、「仕事で疲弊している」8%となった。

■首位はフィンランド。
・『職場満足度が高い世界の国トップ10』は以下の通り、フィンランド首位(満足度83%)、デンマーク2位(77%)、アイスランド3位(76%)、オランダ4位(71%)、スウェーデン5位(70%)、イスラエル6位(69%)、ノルウェー7位(67%)、コスタリカ8位(62%)、ベルギー9位(60%)、オーストラリア10位(60%)。ヨーロッパは「従業員エンゲージメント(職場への貢献意欲)が13%、世界で最も低い地域となる」データはとても興味深い。
・ちなみに『職場満足度が高いアジアの国トップ10』は以下の通り、ベトナム首位(満足度51%)、台湾2位(41%)、シンガポール3位(39%)、タイ4位(37%)、フィリピン5位(36%)、中国6位(36%)、韓国7位(34%)、マレーシア8位(31%)、日本9位(29%)、モンゴル10位(29%)。

■仕事に苦痛を感じている。
・余談、上述の世界全体のデータに「仕事に苦痛を感じている」58%、世界で働く人々約10人中6人が苦痛を感じながら仕事をしている事になる。私は長い社会人生活の中で日本と海外含め転職を数回繰返し今に至るが、これまでの経験の中には「やりたかった仕事」と思えるものもあったし、「歯を食いしばるも涙が止まらず従事した仕事」もあった。
・苦痛を感じたいから出社する訳ではない、会社への貢献度ゼロ意識で仕事をする訳でもない。懸命に仕事に向き合う事は当然だが、人には得手不得手がある中で皆それぞれの業務に従事する。お互い認め合い不足部分は補いながら仕事ができる環境、社風、仲間がいてくれるならば、「仕事で苦痛を感じる」人の数は減るだろう。そんなのは綺麗事だと受取られるかもしれない、しかしそういう考え方を持つ人が職場に一人でもいてくれる事で私は随分と救われてきた事を想い出している。

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