交通インフラが国に溶込む。
🔳電車利用者は徐々に増加。
・最近のニュース、「ハノイメトロは開通から3年経ち、多くの利用者がバイクや車からシフト」。
・ハノイメトロ社は「乗客の60%がバイク、18%が自動車を所有しているが、カットリン・ハドン線の都市鉄道を利用している」と述べる。
・同メトロは/ハノイ市都市鉄道2A号線は「1日3万5000人以上の乗客利用目的別で47%通勤、45%通学、残り8%がその他の目的での利用客」となる。
🔳通勤通学ラッシュ時の交通量減少。
・「特に定期券を利用する常連乗客の割合は平日で平均70%、ピーク時85%以上に達する」。
・メトロ利用者増加で「ピーク時の交通量を減少、交通渋滞や交通事故、環境汚染の軽減に貢献」している。
・バイク文化で暮らすベトナムの人々は自宅から駅までの徒歩を受け入れるようになる迄に3年を要した。
🔳バイタクがキーポイント。
・余談、それでもバイクが移動手段の最適解と捉えるベトナム人が大半を占めているのが現状で、その人々をメトロへシフトさせる迄にはまだまだ多くの時間が必要だろうし、乗車駅から最終目的地まで徒歩以外の手段シャトルバス、バイクタクシー等をリーズナブルな値段で利用できるシステムが確立しない限り、上述の伸び率はいずれ頭打ちになる事は明白だ。
・例えばバンコク市内、電車を降りてメイン道路、地上に降り立つと横道に折れる入口付近にはバスやバイクタクシーがスタンバイしており、距離にもよるが100円しないで目的地まで到達できるシステムが確立されているのだ。
・交通インフラがその国に溶け込む迄、国独自の習慣、文化等の影響を受け試行錯誤しながらカタチ作られていくのだろう。