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100万人企業。

■台湾フォックスコン。
・最近のニュース、「投資総額121.6億円、台湾鴻海子会社がベトナム/バクザン省に集積回路工場(面積4.4万ha/年産能力450万個/2026年12月稼働開始)建設予定」。
・「電子機器受託生産(EMS)で世界最大手/ホンハイ精密工業(台湾フォックスコン・テクノロジー・グループ)子会社の『シュンシン・テクノロジー・ベトナム』は東北部地方バクザン省に集積回路工場の建設」を発表した。

■2026年12月の稼働を目指す。
・同社は「環境許可を申請中、2024年12月に建設許可を取得し2025年から2026年6月にかけて工場の整備や設備導入、試験操業を行い、2026年12月には正式に稼働を開始する予定」となる。
・「製品はすべて米国、欧州連合(EU)、日本に輸出される」、また「同工場が完成すれば、外国人専門家35人を含む約1450人の雇用創出に繋がる」見通しだ。

■EMSの世界最大手Top5。
・余談、『電子機器受託生産(EMS)の世界最大手Top5企業』は以下の通り「ホンハイ精密工業(台湾)、ペガトロン(台湾)、ウィストロン(台湾)、ジャビル(アメリカ)、フレックス(シンガポール)」となり、これらの企業は世界のEMS市場で大きなシェア(ホンハイ精密工業40%、他4社がそれぞれ10%前後を持つ)となっている。
・Top5社で製造された製品は世界中(主に米国、中国、アジア、インド、ヨーロッパ等)でスマホ、コンピュータ、サーバー、テレビ等に利用されている。上述5社の社員/従業員数は171万人とのデータもあり、ホンハイ精密工業だけで100万人の雇用を抱える巨大企業であり、多くの人々の暮らしが支えられている。
・本報道のベトナム工場に関しては、「1450人の雇用創出に繋がる」事は素晴らしくベトナムにとっても明るいニュースと捉えられるが、『100万人企業/ホンハイ精密工業』という大きな数値を見ると本報道の規模や素晴らしさが霞んでくるほどだ。

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