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ベトナムのカケラたち 2024年8月

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ベトナムのニュースや日常の出来事、様々なカケラからこの国を俯瞰し且つ細部にもフォーカスしながら立体的にべトナムの今を全体像を掴められるよう努めた。「百間は一見にしかず」ではあるが…
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#余談

まだ見ぬ景色は数知れず。

■2024年GDP成長率を上方修正。 ・最近のニュース、「世界銀行(WB)は製造業の輸出活動、観光、消費、投資回復等でベトナム2024年GDP成長率予想+5.5%から+6.1%に上方修正」。 ・また同機関は「2025〜2026年のGDP成長率はともに+6.5%となる見通し」を予測する。 ■専門家の見解。 ・同機関の上級経済専門家曰く「ベトナムは経済成長を後押しするために公共投資を加速すべき。銀行の自己資本比率向上、民間投資を呼び込むためのインフラ整備、世界経済への統合強化も

インフルエンサーの販売力。

■贅沢品への節約志向強まる。 ・最近のニュース、「ベトナム人は贅沢品への節約志向が強まり支出減少、2024年上半期のF&B(Food and Beverage/飲食)業界売上は前年比70%約2.4兆円」。 ・ある市場調査会社は「2024年上半期にはベトナム人のカフェ利用頻度が顕著に減少、特に一杯約600円以上する高級コーヒーの消費が大きく落込みを見せた」。 ■中価格帯のカフェチェーンはシェア争いが激化。 ・ホーチミン市の不動産業界に勤務ある男性30歳は「ここ半年間で不要な支

払えぬ訳ではないけれど。

■ベトナムのスマホシェア。 ・最近のニュース、「2024年4-6月、ベトナムのスマホ市場、オッポ首位シェア27%、サムスン2位21%、シャオミ3位20%」。 ・ある市場調査会社発表、「2024年4-6月ベトナム国内のスマホ市場に関する統計、中国のオッポ(Oppo)は販売台数が前年同期の2.1倍、シェア27%で初の首位」に立った。 ■スマホシェアランキング。 ・ベトナムのスマホ市場トップ5は、上述の通り中国オッポ首位、韓国サムスン2位(販売台数同期比マイナス24%減少/シェア

人々を笑顔にする飲物。

■ベトナムのミルクティー市場。 ・最近のニュース、「ベトナムのミルクティー市場、中国企業『Mixue(ミーシュー)』は2023年売上高74億円(前年比2.6倍)でスタバに迫る」。 ・中国系の庶民的なタピオカミルクティー・ソフトクリームブランド『Mixue』のベトナムにおける売上高は競合他社を大きく引き離してスタバに迫り、「税引後利益に関しては前年比同3倍超の11億7000万円でハイランズ・コーヒー、そしてスタバをも上回った」。 ■中国ティードリンク最大手『Mixue』。 ・

製造国プラスα。

■あるベトナム大手縫製業のいま。 ・最近のニュース、「2022年以降、ベトナム大手縫製は収益悪化、現在従業員33人で売上1.17万円/日(以前4千人/3223万円/日)」。 ・ベトナム大手縫製企業/ガーメックス・サイゴン(Garmex Saigon/GMC)は「かつて1日あたり3223万円の売上を誇っていたが現在は1万1720円にも満たない」、また「2024年上半期の売上は210万円(前年同期比で22.6倍も減少)」となっている。 ・GMCの2024年上半期の財務報告では「製

ベトナムの珈琲文化。

■ホーチミンのスタバ高級志向店。 ・最近のニュース、「市場変動等でホーチミンのスタバ高級志向店『Starbucks Reserve』が閉店、7年間に幕を閉じる」。 ・当店舗は「2017年にオープンして以来、通常のスターバックス店舗と異なり限定された高級コーヒー豆を使用し、熟練の珈琲マスターが淹れる特別な珈琲を提供する」ことで愛好家や観光客等に知られていた。 ・スターバックスは「今回の閉店後も新たなロケーションで再開する計画を示しているが詳細は未定である」そうだ。 ■ローカラ

運転代行、庶民に浸透せず。

■ホーチミン市の交通違反が急増。 ・最近のニュース、「2024年上半期ホーチミン市の交通違反が前年同期比41%増え、摘発逃れ路地での飲酒も増加」。 ・同市人民委員会は8月15日「2024年に向けた交通安全および道路管理に関する会議を開催し上半期の取組みを総括」した。 ■2024年上半期の違反取締まりで22.8億円の罰金を徴収。 ・同市警察交通部は「飲酒運転が交通事故の約23%を占めている、と報告し引続き厳しい取締まりを行う方針を示した」、また同市の交通警察は「2024年上半

ふと甦る遠い記憶。

■ハノイの小売賃貸料。 ・最近のニュース、「大手国際ブランドの需要増加、小売賃貸物件の新たな供給はない等、『ハノイの小売賃貸料』は2024年に20%近く上昇の可能性」。 ・あるデータは「ハノイ市の小売賃貸供給総量は100万㎡以上でショッピングモールが最大のシェアを占めているが、2024年第2四半期には新たな供給はなく、これが中心部の賃貸料を前四半期比で3%、郊外では15%上昇させている」と示す。 ■テナントは広いスペースと低賃料求む。 ・特に「小売ブロックの賃貸料は最大で1

ワクワクする気持ち。

■夏旅行シーズン到来。 ・最近のニュース、「『夏旅行シーズン』、ベトナムでの飛行機チケットは値下がりしているが、フライト30分〜1日の遅延で楽しさ半減」。 ・ベトナム航空局報告より「夏季におけるフライトの遅延率は著しく増加している」と述べた。 ・ホーチミン市在住の男性は「最近ホーチミン市からハノイ市、ホーチミン市からフーコック市への往復便がそれぞれ1〜2時間遅れた」、また「フライトの遅延を待つのは非常に疲れるし、電子掲示板には出発直前まで何も表示されないこともある」と話す。

ただただ眺めていた。

■ベトナム気象水文環境科学研究所(IMHEN)。 ・最近のニュース、「ベトナムでは現在〜10月迄、4〜6個の台風や熱帯低気圧が発生し北部、中部は豪雨、洪水等の警戒が必要」。 ・ベトナム気象水文環境科学研究所(IMHEN)は「(上述の)台風の数は過去の期間よりも多く、『ENSO現象(東太平洋および中央太平洋赤道付近の海面水温が異常に高くなるか低くなる現象)』は現在中立状態にあり、8〜10月の間にラニーニャ現象へ移行する可能性が70%である」と述べる。 ■今後3ヶ月ベトナムに4

巨大な市場とポテンシャル。

■東南アジア6ヵ国今後10年の成長率。 ・最近のニュース、「東南アジア6ヵ国今後10年の成長率+5.1%、ベトナム+6.6%首位、次いでフィリピン+6.1%」。 ・先日、発表されたあるレポートは「東南アジア主要6ヵ国(ベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシア、タイ、シンガポール)における今後10年の国内総生産(GDP)は年平均+5.1%のペースで成長する見通し」と示された。 ・ちなみに主要6ヵ国2024〜2034年のGDP成長率予想は「ベトナム+6.6%、フィリピン+6