人々を笑顔にする飲物。
■ベトナムのミルクティー市場。
・最近のニュース、「ベトナムのミルクティー市場、中国企業『Mixue(ミーシュー)』は2023年売上高74億円(前年比2.6倍)でスタバに迫る」。
・中国系の庶民的なタピオカミルクティー・ソフトクリームブランド『Mixue』のベトナムにおける売上高は競合他社を大きく引き離してスタバに迫り、「税引後利益に関しては前年比同3倍超の11億7000万円でハイランズ・コーヒー、そしてスタバをも上回った」。
■中国ティードリンク最大手『Mixue』。
・一方「競合他社である地場ミルクティーブランド『ToCoToCo(トコトコ)』は2023年の売上高が前年比マイナス17%減で22億円、税引後利益が3年連続赤字で、前年赤字額から約2倍に拡大した」。
・ちなみに「中国ティードリンク最大手の『Mixue』は2018年ベトナム進出し、2023年4月ベトナムの店舗数は1000店舗に達した」、また「従来のタピオカミルクティーチェーンはタピオカミルクティーとフルーツティーのみに注力してきたが、『Mixue』はソフトクリームとミルクティーを並行して販売しブランドの地位を確立した。更にソフトクリームは集客商品として最も安く58円で販売しており人気を集めている」。
■美味しいミルクティーやソフトクリーム。
・余談、『Mixue』がベトナムに進出してから早くも七年目に入るが、当初私は「また新しい飲物屋が出来たな」と言う位であまり気に留めていなかったが、そのうち至る所にお店の看板、可愛らしいキャラクターを見かけるようになった。
・また、同社は2024年1月に香港証券取引所に上場目論見書を提出した。目論見書には「2022年の売上高は前年同期比31.2%増の2700億円、2023年1〜9月の売上高は46.0%増の3100億円」と示されている。
・『Mixue』は「中国、ベトナムのみならず日本では2023年、海外11ヵ国に進出し現在世界3万6000店舗を超え、2023年1〜9月は世界で約58億杯のドリンクを販売した」。私から見れば単にミルクティーにタピオカやソフトクリーム等を添えただけの飲物のようにも思えるが、『Mixue』の急成長は企業の行動力、各国における市場拡大の迅速さや支援体制、ビジネス管理面が行き届いた賜物でもあるだろう、お見事というしかない。
・企業活動は無期限に続くものと仮定する『継続企業の前提』の考えの下に企業は日々の活動に努める。特に流行り廃りのサイクルが短いベトナムの飲食事業において、一日も長くベトナムの人々へ美味しいミルクティーやソフトクリームを提供してくれる事を願う。