【読書録】ちきりん「未来の働き方を考えよう 人生はニ回、生きられる」
こんにちは、さあいです。
読書録2冊目はこちら、ちきりんさんの「未来の働き方を考えよう」です。
本書もビジネス書の入門としておすすめしていただきました!
以前からちきりんさんのブログはときどき読んでいました。友人からおすすめしてもらった「おごり返せる人生を」は良かったです。
「有名ブロガー」でもある、ちきりんさんの本を読んだ感想をまとめます。
■要約
本書のテーマは、「未来の働き方を考えよう = 従来とはまったく異なる新しい働き方を見つけよう」です。
本書は、現在起こりつつある社会の変化、世界の変化を見据えたうえで、私たちの働き方が今後どうなっていくのか、それに対して私たちはどう対応すべきなのか、ということについて、私の考えをまとめた本です。
(中略)
重要なことは、政府や企業が決めたルールを黙って受け入れるのではなく、ひとりひとりが自分で自分の働き方を選んでいくという気持ちをもつことです。
正しい生き方、正しい働き方などというものは存在しません。また、自分には今の働き方以外、何も選択肢がないなどと、最初からあきらめてしまう必要もありません。私たちは今、自分なりの働き方を選べる時代に生きています。それは正規か非正規か、会社員かフリーランスかといった従来型の区分でもありません。もっと自由に考えることで、従来とはまったく異なる新しい働き方が見つけられるはずなのです。
--ちきりん「未来の働き方を考えよう 人生はニ回、生きられる」 はじめに より抜粋
従来の働き方としては、
年功序列、終身雇用、新卒で入社した会社で定年まで勤めあげる、専業主婦、一流大学の卒業&一流大手企業への就職を目指す
といった特徴が見られます(旧態依然とした日系企業では、今でもこういう在り方ではないでしょうか)。
矢印があるとしたら、新卒入社→55歳/60歳の定年に向けて一直線に伸びている感じですね。そして、定年後はこれまでの仕事中心の人生から一転、リタイヤ人生を生きるというシナリオです。
しかし現在は変化の激しい時代となっており、従来型の働き方を維持するのがほぼ不可能となりました。
ちきりんさんは「世界を変える3つの革命的変化」があると述べています。
こういった大きなパワーシフトを受けて、現代の若者たちにも
新卒でベンチャー企業に入社する、惜しげもなく大企業を辞める、YouTubeなど会社員以外の方法で収入を得る
という働き方の変化が見られます。
さて、前置きが長くなりましたが、こういった「変化の時代」「正解の無い時代」において、私たちはどう職業人生を生きていけばよいのか。
ちきりんさんは「40代で働き方を選びなおす=職業人生を2回選ぶ」ことを提唱しています。
社会人になってから20年ほど経った40代は、自分がやりたいこと、やりたくないことが明確になり、よりよい選択ができるというわけです。
以上を踏まえて、本書の終章では、オリジナル人生を設計することを勧めています。
■感想
ちきりんさんの掲げる「オリジナル人生を設計するために」というのはわたしも絶対やろう!!と思いました。
というのも、わたしはシステムエンジニア(SE)を仕事としているのですが、今は「ITの需要」があるから職には困らないとは言われているものの、以下の懸念があるのです。
オフショア開発によって、日本におけるエンジニアの需要が減るのではないか(いわゆるスーパーエンジニア、天才エンジニアは除く)。そうなると、今後は「システム開発ができます」というだけでは市場価値がどんどん下落するのではないか...
そのため、
マネジメントスキル、英語・中国語力、コンサルティング力、マーケティング力、業務効率改善力
など「エンジニア × プラスα」のスキルを持った方がよいだろうと考えています。
エンジニアと一口に言っても幅広いですし、そのあとのキャリアもいろいろ考えられます。
「オリジナル人生の設計」をすることで、時代の変化を楽しみながら、職業人生を歩んでいきたいです。
読んでいただきありがとうございます!
さあい
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